第6章 新機能および機能拡張


次のリリースノートは、Red Hat build of Keycloak 26.2 を対象としています。このリリースには、fine-grained admin permissions とトークン交換の新たなサポート、ローリング更新、その他多くの機能と改善など、重要な機能が複数含まれています。

6.1. Fine-grained admin permissions

このリリースで、新しいバージョンの Fine-Grained Admin Permissions がサポートされるようになりました。バージョン 2 (V2) では、レルム内の管理アクセスに対する柔軟性と制御が強化されています。この機能を使用すると、管理者は広範な管理ロールに依存せずに、ユーザー、グループ、クライアント、およびロールを管理するための権限を定義できます。V2 は、以前のバージョンと同じレベルのレルムリソースへのアクセス制御を提供し、今後のバージョンでその機能を拡張する予定です。重要なポイントは次のとおりです。

  • 集中管理コンソール管理 - 新しい Permissions セクションが導入され、管理コンソールのさまざまな場所に移動しなくても、単一の場所から管理できるようになりました。
  • リソース固有の権限とグローバル権限 - 権限は、個々のリソース (特定のユーザーやグループなど) またはリソースタイプ全体 (すべてのユーザーやすべてのグループなど) に対して定義できます。
  • 明示的な操作スコープ設定 - 権限が独立し、操作間の暗黙的な依存関係がなくなりました。管理者は各スコープを明示的に割り当てる必要があり、これにより暗黙的な関係を事前に知らなくても、何が付与されているかを簡単に確認できるようになります。
  • レルムごとの有効化 - Fine-Grained Admin Permissions をレルムごとに有効にできるため、導入と設定をより細かく制御できます。

詳細は、Fine-Grained Admin Permissions を参照してください。移行の詳細は、アップグレードガイド を参照してください。

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