第15章 プロバイダーの設定


Red Hat build of Keycloak のプロバイダーを設定します。

サーバーは拡張性を念頭に置いて構築されています。そのために多数のサービスプロバイダーインターフェイス (SPI) が提供されており、それぞれがサーバーに特定の機能を提供します。この章では、SPI とそれぞれのプロバイダーの設定に関する中核的な概念を理解します。

この章を読むと、説明された概念と手順を使用して、プロバイダーをインストール、アンインストール、有効化、無効化、設定するための概念と手順を使用できるようになります。そこには、それぞれの要件を満たすことを目的として、サーバー機能を拡張するために実装したプロバイダーも含まれます。

15.1. 設定オプションの形式

プロバイダーは、特定の設定形式を使用して設定できます。形式は、以下で構成されています。

spi-<spi-id>--<provider-id>--<property>=<value>
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また、複数のプロバイダー間にあいまいさが見られない場合は、以下を行います。

spi-<spi-id>-<provider-id>-<property>=<value>
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<spi-id> は、設定する SPI の名前です。

<provider-id> は、設定するプロバイダーの ID です。これは、対応するプロバイダーファクトリー実装に設定された ID です。

& lt;property& gt; は、特定のプロバイダーに設定するプロパティーの実際の名前です。

注記

有効なプロパティー名は、プロバイダーを 有効 または無効にするために効果的に予約されています。

これらの名前 (spi、プロバイダー、プロパティー) はすべて小文字とし、myKeycloakProvider のようなキャメルケースの名前は、my-keycloak-provider のように大文字の前にダッシュ (-) が必要です。

たとえば HttpClientSpi SPI の場合、SPI の名前は connectionsHttpClient で、使用可能なプロバイダー実装の 1 つは、default という名前です。connectionPoolSize プロパティーを設定するには、次のように設定オプションを使用します。

spi-connections-http-client--default--connection-pool-size=10
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15.1.1. プロバイダー設定オプションを設定する

プロバイダー設定オプションは、サーバーの起動時に指定します。Red Hat build of Keycloak の設定 のオプションで、サポートされているすべての設定ソースと形式を参照してください。たとえば、コマンドラインオプションを使用して以下のように指定します。

connections-http-client SPI の default プロバイダーの connection-pool-size を設定する

bin/kc.[sh|bat] start --spi-connections-http-client--default--connection-pool-size=10
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