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第5章 oc および kubectl コマンドの使用

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Kubernetes のコマンドラインインターフェイス (CLI) kubectl は、Kubernetes クラスターに対してコマンドを実行するのに使用されます。Red Hat build of MicroShift は認定済みの Kubernetes ディストリビューションであるため、Red Hat build of MicroShift に同梱されているサポート対象の kubectl バイナリーを使用するか、oc バイナリーを使用して拡張機能を取得できます。

5.1. oc バイナリー

oc バイナリーは kubectl バイナリーと同じ機能を提供しますが、次のような追加の Red Hat build of MicroShift 機能をネイティブにサポートするように拡張されています。

  • Route リソース

    Route リソースオブジェクトは、Red Hat build of MicroShift ディストリビューションに固有のものであり、標準の Kubernetes プリミティブに基づいて構築されています。

  • 追加コマンド

    追加コマンドの oc new-app などは、既存のソースコードまたは事前にビルドされたイメージを使用して新規アプリケーションを起動することを容易にします。

重要

以前のバージョンの oc バイナリーをインストールした場合は、それを使用して Red Hat build of MicroShift 4.12 のすべてのコマンドを実行することができません。最新の機能が必要な場合は、Red Hat build of MicroShift サーバーのバージョンに対応する oc バイナリーの最新バージョンをダウンロードしてインストールする必要があります。

セキュリティー以外の API の変更は、古い oc バイナリーの更新を可能にするために、2 つ以上のマイナーリリース (例: 4.1 から 4.2、そして 4.3 へ) が必要です。新機能を使用するには新規の oc バイナリーが必要になる場合があります。4.3 サーバーには、4.2 oc バイナリーが使用できない機能が追加されている場合や、4.3 oc バイナリーには 4.2 サーバーでサポートされていない追加機能が含まれる場合があります。

表5.1 互換性に関する表
 

X.Y (oc クライアント)

X.Y+N footnote:versionpolicyn[N は 1 以上の数値です] (oc クライアント)

X.Y (サーバー)

redcircle 1

redcircle 3

X.Y+N footnote:versionpolicyn[] (サーバー)

redcircle 2

redcircle 1

redcircle 1 完全に互換性があります。

redcircle 2 oc クライアントは、サーバー機能にアクセスできない場合があります。

redcircle 3 oc クライアントは、アクセスされるサーバーと互換性のないオプションおよび機能を提供する可能性があります。

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