第2章 OpenShift CLI の使用を開始
OpenShift CLI (oc
) ツールを使用するには、MicroShift インストールとは別にダウンロードしてインストールする必要があります。
2.1. OpenShift CLI のインストール
バイナリーをダウンロードするか、Homebrew を使用して、OpenShift CLI (oc
) をインストールできます。
2.1.1. バイナリーのダウンロードによる OpenShift CLI のインストール
OpenShift CLI (oc
) をインストールして、コマンドラインインターフェイスから Red Hat build of MicroShift と対話できます。oc
は Linux、Windows、または macOS にインストールできます。
以前のバージョンの oc
をインストールした場合は、それを使用して Red Hat build of MicroShift 4.13 のすべてのコマンドを実行することができません。新規バージョンの oc
をダウンロードし、インストールします。
Linux への OpenShift CLI のインストール
以下の手順を使用して、OpenShift CLI (oc
) バイナリーを Linux にインストールできます。
Red Hat build of MicroShift のバージョン番号は、OpenShift Container Platform のバージョン番号と一致します。MicroShift のバージョンと一致し、適切な RHEL 互換性を持つ oc
バイナリーを使用してください。
手順
- Red Hat カスタマーポータルの OpenShift Container Platform ダウンロードページ に移動します。
- Product Variant ドロップダウンリストからアーキテクチャーを選択します。
- バージョン ドロップダウンリストから適切なバージョンを選択します。
- OpenShift v4.13 Linux Client エントリーの横にある Download Now をクリックして、ファイルを保存します。
アーカイブを展開します。
$ tar xvf <file>
oc
バイナリーを、PATH
にあるディレクトリーに配置します。PATH
を確認するには、以下のコマンドを実行します。$ echo $PATH
検証
OpenShift CLI のインストール後に、
oc
コマンドを使用して利用できます。$ oc <command>
Windows への OpenShift CLI のインストール
以下の手順を使用して、OpenShift CLI (oc
) バイナリーを Windows にインストールできます。
Red Hat build of MicroShift のバージョン番号は、OpenShift Container Platform のバージョン番号と一致します。MicroShift のバージョンと一致し、適切な RHEL 互換性を持つ oc
バイナリーを使用してください。
手順
- Red Hat カスタマーポータルの OpenShift Container Platform ダウンロードページ に移動します。
- バージョン ドロップダウンリストから適切なバージョンを選択します。
- OpenShift v4.13 Windows Client エントリーの横にある Download Now をクリックして、ファイルを保存します。
- ZIP プログラムでアーカイブを解凍します。
oc
バイナリーを、PATH
にあるディレクトリーに移動します。PATH
を確認するには、コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行します。C:\> path
検証
OpenShift CLI のインストール後に、
oc
コマンドを使用して利用できます。C:\> oc <command>
macOC への OpenShift CLI のインストール
以下の手順を使用して、OpenShift CLI (oc
) バイナリーを macOS にインストールできます。
Red Hat build of MicroShift のバージョン番号は、OpenShift Container Platform のバージョン番号と一致します。MicroShift のバージョンと一致し、適切な RHEL 互換性を持つ oc
バイナリーを使用してください。
手順
- Red Hat カスタマーポータルの OpenShift Container Platform ダウンロードページ に移動します。
- バージョン ドロップダウンリストから適切なバージョンを選択します。
- OpenShift v4.13 macOS Client エントリーの横にある Download Now をクリックして、ファイルを保存します。
- アーカイブを展開し、解凍します。
oc
バイナリーをパスにあるディレクトリーに移動します。PATH
を確認するには、ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。$ echo $PATH
検証
OpenShift CLI のインストール後に、
oc
コマンドを使用して利用できます。$ oc <command>
2.1.2. Homebrew を使用した OpenShift CLI のインストール
macOS の場合は、Homebrew パッケージマネージャーを使用して OpenShift CLI (oc
) をインストールできます。
前提条件
-
Homebrew (
brew
) がインストールされている。
手順
以下のコマンドを実行して openshift-cli パッケージをインストールします。
$ brew install openshift-cli
2.1.3. RPM を使用した OpenShift CLI のインストール
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) で、Red Hat アカウントに有効な Red Hat build of MicroShift サブスクリプションがある場合は、OpenShift CLI (oc
) を RPM としてインストールできます。
OpenShift CLI (oc
) を Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 9 の RPM としてインストールすることはできません。バイナリーをダウンロードして、{op-system-base} 9 用の OpenShift CLI をインストールする必要があります。
前提条件
- root または sudo の権限がある。
手順
Red Hat Subscription Manager に登録します。
# subscription-manager register
最新のサブスクリプションデータをプルします。
# subscription-manager refresh
利用可能なサブスクリプションをリスト表示します。
# subscription-manager list --available --matches '*OpenShift*'
前のコマンドの出力で、Red Hat build of MicroShift サブスクリプションのプール ID を見つけて、サブスクリプションを登録済みシステムにアタッチします。
# subscription-manager attach --pool=<pool_id>
Red Hat build of MicroShift 4.13 で必要なリポジトリーを有効にします。
# subscription-manager repos --enable="rhocp-4.13-for-rhel-8-x86_64-rpms"
openshift-clients
パッケージをインストールします。# yum install openshift-clients
CLI のインストール後は、oc
コマンドを使用して利用できます。
$ oc <command>