1.3. ログレベルの使用


Quarkus ではさまざまなログレベルが用意されているため、開発者はそれらを使用して、ログに記録する情報の量をイベントの重大度に基づき制御できます。

表1.1 Quarkus で使用されるログレベル

OFF

ロギングをオフにするために設定で使用する特別なレベル。

FATAL

重大なサービス障害、またはあらゆるタイプのリクエストにまったく対応できない場合。

ERROR

リクエストの大幅な中断、リクエストに対応できない場合。

WARN

重大ではないサービスエラー、またはすぐに是正する必要がない可能性のある問題。

INFO

サービスライフサイクルイベント、または非常に低頻度の重要な関連情報。

DEBUG

ライフサイクルまたはリクエストにバインドされていないイベントに関する追加情報を伝えるメッセージ。デバッグに役立ちます。

TRACE

非常に頻繁に発生する可能性のある追加の要求ごとのデバッグ情報を伝えるメッセージ。

ALL

カスタムレベルを含むすべてのメッセージのログを有効にする場合に設定で使用する特別なレベル。

java.util.logging を使用するアプリケーションおよびライブラリーに対しては、以下のレベルも設定できます。

SEVERE

ERROR と同じ。

WARNING

WARN と同じ。

CONFIG

サービス設定情報。

FINE

DEBUG と同じ。

FINER

TRACE と同じ。

FINEST

デバッグ出力が TRACE よりも大きくなり、頻度も高い場合があります。

表1.2 レベル間のマッピング
数値で示したレベル値標準レベル名該当する java.util.logging (JUL) レベル名

1100

FATAL

該当なし

1000

ERROR

SEVERE

900

WARN

WARNING

800

INFO

INFO

700

該当なし

CONFIG

500

DEBUG

FINE

400

TRACE

FINER

300

該当なし

FINEST

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