3.7. マルチサイトの Ceph Object Gateway
current_time フィールドがいくつかの radosgw-admin コマンドの出力に追加される
このリリースでは、いくつかの radosgw-admin コマンドに current_time フィールドが追加されました。具体的には、sync status、bucket sync status、metadata sync status、data sync status、および bilog status になります。
HTTP クライアントのロギング
これまでは、Ceph Object Gateway は HTTP レスポンスのエラー本文を出力せず、要求をレスポンスに一致させる方法もありませんでした。
このリリースでは、HTTP 要求を非同期 HTTP クライアントおよびエラー本文の HTTP レスポンスに一致させるタグを維持することにより、HTTP クライアントのより完全なロギングが実装されています。Ceph Object Gateway デバッグが 20 に設定されている場合、エラー本文およびその他の詳細が出力されます。
OpenStack Keystone の読み取り専用ロールが利用できるようになる
OpenStack Keystone サービスは、admin、member、および reader の 3 つのロールを提供します。ロールベースのアクセス制御 (RBAC) 機能を OpenStack に拡張するために、Keystone サービスの特定のユーザーに新しい読み取り専用の管理ロールを割り当てることができるようになりました。
RBAC のサポート範囲は OpenStack リリースに基づいています。