6.2. 解決済みの問題
- BZ-1175272 - CDI fails when both remote and embedded uber-jar are present (CDI はリモートおよび組み込み uber-jar がある場合に失敗する)
- Red Hat JBoss Data Grid では、
infinispan-remote
とinfinispan-embedded
の両方の依存関係がクラスパスにある場合、CDI 拡張機能が予想通りに機能しません。これは、Infinispan CDI 拡張機能を両方の jar ファイルでバンドルするためです。結果として、CDI は曖昧な依存関係の例外を出して失敗します。この問題は、Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されています。infinispan-embedded および infinispan-remote の内容は再構成され、すべてのユースケースに必要となるのはこれらの jar ファイルの内の 1 つのみになりました。そのため、これらのファイルを一緒に使用する必要はなくなりました。 - BZ-1255783 - Server should enable writeSkew for some configurations by default (サーバーは一部の設定を使用する場合に writeSkew をデフォルトで有効にする必要がある)
- サーバーの設定により、ユーザーは write skew チェックオプションを指定できませんでした。この動作は、楽観的ロックのキャッシュと共に条件付き操作を使用する場合に障害シナリオで不整合を発生させる可能性があります。この問題は Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されています。write skew チェックは楽観的ロック、同期キャッシュモード、および
REPEATABLE_READ
分離レベルの組み合わせを使用する際に自動的に有効にされます。 - BZ-1276035 - Default cache resources in JBoss ON are not available (JBoss ON のデフォルトキャッシュリソースが使用不可である)
- ローカルキャッシュのメトリックスはサーバー内に適切に登録されていませんでした。結果として、ローカルキャッシュリソースは JON UI では利用できませんでした。この問題はローカルキャッシュにのみ関連し、クラスター化キャッシュには影響がありませんでした。この問題は、Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されています。
- BZ-1284846 - Custom audit logger is ignored in server mode (カスタム監査ロガーはサーバーモードで無視される)
- Red Hat JBoss Data Grid では、カスタム監査ロガーオプションはサーバーモードでは無視され、デフォルトの監査ロガーはオンにされませんでした。この問題は、Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されています。ユーザーは独自の監査ロガーをセットアップできるようになりました。監査ロガーが指定されていない場合は、デフォルトロガーが使用されます。
- BZ-1222995 - JSR-107 - Provide mechanism to handle expiration events (JSR-107 - エクスパレーションイベントを処理するメカニズムを提供)
- リモートの JCache 実装でエクスパレーションの設定されたキャッシュを使用する場合、エクスパレーションイベントは、エントリーの挿入がキャッシュ
c2
で実行される場合にキャッシュc1
のクラスター化された環境で処理されませんでした。そのため、キャッシュc1
で登録されたキャッシュエントリーリスナーはエクスパレーションイベントについて通知されませんでした。この問題は、Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されており、キャッシュエントリーリスナーはクラスター化環境でエクスパレーションイベントを問題なく受信できます。 - BZ-1274155 - Client keeps using old view after merging of split brains (クライアントはスプリットブレイン後にマージを実行しても古いビューを使用し続ける)
- JBoss Data Grid のリモートクライアントサーバーモードで HotRod クライアントを使用する場合、クラスターがネットワークパーティションから自動修復されても古くなったビューが使用される可能性がありました。これにより、複数の異なるビューを受信するクライアントで各種操作が実行される際にデータの不整合が生じる可能性が発生しました。この問題は、Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されています。HotRod クライアントは、パーティションが自動修復された後に更新されたビューを正常に受信します。
- BZ-1273137 - HotRod Client does not handle failover silent when nodes are stopped if using role based authentication (HotRod クライアントはロールベースの認証を使用する場合にノードが停止すると、フェイルオーバーをサイレントに処理しない)
- Red Hat JBoss Data Grid では、ロールベースの認証が有効にされると HotRod クライアントはフェールオーバーしませんでした。代わりに、クライアントが接続されている JDG サーバーがオフラインになると例外をログに記録しました。この問題は、Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されています。JDG サーバーがシャットダウンすると、HotRod クライアントはクラスター内の別の JDG サーバーにメッセージを表示せずにフェイルオーバーします。この際、例外はログに記録されず、HotRod クライアントは適切に機能し続けます。
- BZ-1272052 - Expiration does not work correct in C/S mode for a cache if putIfAbsent(K,V) is used (putIfAbsent(K,V) が使用される場合にキャッシュのエクスパレーションは C/S モードで正しく機能しない)
- キャッシュのエクスパレーション設定は、
putIfAbsent
操作が HotRod クライアント経由で呼び出される場合に JBoss Data Grid サーバーで無視されました。これにより、キャッシュ内のエントリーの存在について間違った仮定が生じ、エントリーが期限切れにならなくなる可能性がありました。この問題は、Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されています。エントリーは事前に定義された期間の経過後に正常に期限切れになります。 - BZ-1267599 - SASL failure on jgroups merge event (jgroups マージイベントにおける SASL 障害)
- Red Hat JBoss Data Grid では、ノード認証が有効にされている状態で JDG ノードがクラスターを出ると、クラスターに再度参加することができませんでした。この問題は、Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されています。ノード認証がオンになると、JDG ノードは問題なくクラスターに再度参加できます。
- BZ-1247380 - HotRod size method doesn't check BULK_READ permission (HotRod size メソッドは BULK_READ パーミッションをチェックしない)
- HotRod クライアントを使用して
size()
が実行されると、MapReduce タスクがキャッシュ内にあるエントリーの合計数を決定するために呼び出されます。これまでは、この操作にはパーミッションは不要でしたが、size()
を呼び出すロールにBULK_READ
パーミッションがあることを確認するチェックが追加されました。この問題は、Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されています。 - BZ-1249009 - ClassCastException on transactional cache (トランザクションキャッシュの ClassCastException)
- リモートノードにあるエントリーが取得されると、トランザクションキャッシュが
ClassCastException
を誤ってスローする可能性がありました。この問題は、Red Hat JBoss Data Grid 6.6.0 では解決されています。