5.2. キャッシュエントリーをオフヒープに保存するための Data Grid の設定


Data Grid は、JVM ヒープメモリーまたはオフヒープネイティブメモリーをキャッシュエントリーのデータコンテナーとして使用できます。デフォルトでは、Data Grid は JVM ヒープメモリーにキャッシュエントリーを保存します。

Data Grid は、エントリーの総数またはメモリーの最大量に基づいてエビクションを行うオフヒープストレージを使用できます。オフヒープを使用する場合、Data Grid はキャッシュエントリーを application/x-protostream エンコーディングを使用した Protobuf 形式で保存します。

手順

キャッシュエントリーをオフヒープメモリーに保存するには、次のいずれかの方法で Data Grid を設定します。

  • 宣言的に行う場合: storage="OFF_HEAP" 属性を memory 要素に追加します。
  • プログラム的に行う場合: MemoryConfigurationBuilder クラスの storage(OFF_HEAP) メソッドを呼び出します。

宣言的に行う場合の例

<local-cache name="off_heap">
  <encoding media-type="application/x-protostream"/>
  <memory storage="OFF_HEAP" max-size="1.5GB" when-full="REMOVE"/>
</local-cache>

プログラム的に行う場合の例

ConfigurationBuilder cfg = new ConfigurationBuilder();

cfg
  .encoding()
    .mediaType("application/x-protostream")
  .memory()
    .storage(StorageType.OFF_HEAP)
    .maxCount(500)
    .whenFull(EvictionStrategy.REMOVE)
  .build());

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