第3章 リモートキャッシュの使用


カスタム TCP バイナリーワイヤプロトコルである Hot Rod を使用して、リモートの Data Grid クラスターからデータを保存および取得します。

3.1. RemoteCacheManager の設定

Data Grid クラスターでリモートキャッシュを使用するようにアプリケーションを設定します。

  1. スターターが RemoteCacheManagerBean を作成できるように、Data Grid Server がクライアント接続をリッスンするアドレスを指定します。
  2. Spring @Autowired アノテーションを使用して、独自のカスタムキャッシュマネージャークラスをアプリケーションに含めます。

    private final RemoteCacheManager cacheManager;
    
    @Autowired
    public YourClassName(RemoteCacheManager cacheManager) {
        this.cacheManager = cacheManager;
    }

3.1.1. プロパティーファイル

hotrod-client.properties または application.properties のいずれかでプロパティーを指定できます。

プロパティーは、両方のプロパティーファイルに含めることができますが、スターターは最初に hotrod-client.properties の設定を適用するので、application.properties よりもファイルが優先されます。

hotrod-client.properties

このファイルのプロパティーは、infinispan.client.hotrod.* の形式を取ります。次に例を示します。

# List Data Grid servers by IP address or hostname at port 11222.
infinispan.client.hotrod.server_list=127.0.0.1:6667
application.properties

このファイルのプロパティーは、 infinispan.remote.* の形式を取ります。次に例を示します。

# List Data Grid servers by IP address or hostname at port 11222.
infinispan.remote.server-list=127.0.0.1:6667
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