6.3. デフォルトの JGroups スタックの使用
Data Grid は JGroups プロトコルスタックを使用するため、ノードは専用のクラスターチャネルに相互に送信できるようにします。
Data Grid は、UDP
プロトコルおよび TCP
プロトコルに事前設定された JGroups スタックを提供します。これらのデフォルトスタックは、ネットワーク要件向けに最適化されたカスタムクラスタートランスポート設定を構築する際の開始点として使用することができます。
手順
デフォルトの JGroups スタックの 1 つを使用するには、以下のいずれかを行います。
infinispan.xml
ファイルのstack
属性を使用します。<infinispan> <cache-container default-cache="replicatedCache"> <!-- Use the default UDP stack for cluster transport. --> <transport cluster="${infinispan.cluster.name}" stack="udp" node-name="${infinispan.node.name:}"/> </cache-container> </infinispan>
addProperty()
メソッドを使用して JGroups スタックファイルを設定します。GlobalConfiguration globalConfig = new GlobalConfigurationBuilder().transport() .defaultTransport() .clusterName("qa-cluster") //Uses the default-jgroups-udp.xml stack for cluster transport. .addProperty("configurationFile", "default-jgroups-udp.xml") .build();
検証
Data Grid は、以下のメッセージをログに記録して、使用するスタックを示します。
[org.infinispan.CLUSTER] ISPN000078: Starting JGroups channel cluster with stack udp
関連情報
- JGroups cluster transport configuration for Data Grid 8.x (Red Hat ナレッジベースの記事)