1.3. 認証の設定


Data Grid Server は、Hot Rod JS クライアント接続を認証するために異なる SASL メカニズムを使用します。

前提条件

  • Data Grid ユーザーを作成します。
  • SASL 認証メカニズムを Data Grid Server 設定の Hot Rod コネクターに追加します。

手順

  1. Hot Rod JS クライアント設定を開いて編集します。
  2. enabled: true フラグを設定する authentication メソッドを追加します。
  3. Hot Rod コネクターの SASL 認証メカニズムに一致する saslMechanism パラメーターの値を指定します。
  4. 必要に応じて、SASL 認証メカニズムに固有のパラメーターを設定します。

1.3.1. SASL 認証メカニズム

Hot Rod JS クライアントは、以下の SASL 認証メカニズムを使用して Data Grid Server に接続できます。

PLAIN

HTTP BASIC 認証と同様の方法で、ネットワーク上のプレーンテキスト (暗号化されていない) で認証情報を送信します。

重要

Data Grid の認証情報のセキュリティーを保護するには、TLS 暗号化と組み合わせた PLAIN 認証のみを使用する必要があります。

var connected = infinispan.client(
  {port: 11222, host: '127.0.0.1'},
  {
    authentication: {
      enabled: true,
      saslMechanism: 'PLAIN',
      userName: 'username',
      password: 'changeme'
    }
  }
);
DIGEST-MD5

nonce に加えて MD5 ハッシュアルゴリズムを使用して、認証情報を暗号化します。

var connected = infinispan.client(
  {port: 11222, host: '127.0.0.1'},
  {
    authentication: {
      enabled: true,
      saslMechanism: 'DIGEST-MD5',
      userName: 'username',
      password: 'changeme',
      serverName: 'infinispan'
    }
  }
);
SCRAM

ハッシュアルゴリズムと nonce の値に加えて salt 値を使用して認証情報を暗号化します。Hot Rod エンドポイントは、SCRAM-SHA-1SCRAM-SHA-256SCRAM-SHA-384SCRAM-SHA-512 ハッシュアルゴリズムを強度順にサポートします。

var connected = infinispan.client(
  {port: 11222, host: '127.0.0.1'},
  {
    authentication: {
      enabled: true,
      saslMechanism: 'SCRAM-SHA-1',
      userName: 'username',
      password: 'changeme'
    }
  }
);
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