第19章 Decision Server 使用時のパフォーマンスチューニングに関する考慮点
以下の主要な概念または推奨のプラクティスを使用すると、Decision Server のパフォーマンスの最適化に役立ちます。本セクションではこの概念についてまとめており、随時、他のドキュメントを相互参照して詳細を説明します。本セクションは、Red Hat Decision Manager の新しいリリースで、必要に応じて拡張または変更します。
- 開発時には、必ず開発モードを有効にする
Decision Server または特定のプロジェクトを Business Central に設定して、
production
モードまたはdevelopment
モードを使用できます。デフォルトでは、Decision Server と Business Central の新規プロジェクトはすべて、開発モードになっています。このモードには、プロジェクトの開発ポリシーに柔軟性をもたせるなど、開発が容易にすすむ機能や、重複した GAV の検出を無効化するなど、開発中の Decision Server のパフォーマンスを最適化する機能が含まれます。Red Hat Decision Manager 環境が確立し、実稼働モードを実行できる準備が完全に整うまで、開発モードを使用してください。環境モードの設定または重複する GAV の検出の詳細は、以下の資料を参照してください。
- Decision Server の機能と拡張を特定のニーズに適合させます。
Decision Server の機能は、ビジネスニーズに合わせて有効化、無効化、または拡張可能なプラグインにより決まります。デフォルトでは、Decision Server 拡張機能は REST または JMS データトランスポートで公開され、事前定義済みのクライアント API を使用します。追加の REST エンドポイントで既存の Decision Server 機能を拡張するか、REST または JMS 以外の対応するトランスポートメソッドを拡張するか、Decision Server クライアントの機能を拡張できます。
Decision Server 機能は柔軟であるため、デフォルトの Decision Server 機能にビジネスニーズを合わせるのではなく、Decision Server インスタンスをビジネスニーズに適合できます。
Decision Server の機能の有効化、無効化、または拡張に関する詳細は、18章Decision Server の機能と拡張 を参照してください。