第8章 Business Central での複数のブランチ
Business Central では複数のブランチの使用をサポートしており、すべてのアセットを含む、既存のブランチをもとに新規ブランチを作成できます。新規プロジェクト、インポートされたプロジェクト、サンプルプロジェクトはすべてデフォルトの master ブランチで開きます。必要な数だけブランチを作成し、master ブランチのオリジナルのプロジェクトに影響を与えずに、複数のブランチ間を切り替えて作業することができます。
Red Hat Decision Manager 7.8 には、ブランチの永続化サポートがあります。このサポートにより、Business Central が最後に使用したブランチを記憶し、ログインしなおしたときにそのブランチが開くようになります。
8.1. ブランチの作成
Business Central で新規ブランチを作成して、任意の名前を指定できます。最初は、デフォルトの master ブランチだけが存在します。プロジェクトに新しいブランチを作成するときに、選択したブランチのコピーが作成されます。オリジナルの master ブランチバージョンに影響を与えることなく、新規ブランチのプロジェクトに変更を加えることができます。
手順
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Business Central で、Menu
Design Projects に移動します。 - Mortgages サンプルプロジェクトなど、新規ブランチを作成するプロジェクトをクリックします。
master
Add Branch をクリックします。 図8.1 新規ブランチの作成メニュー
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Name フィールドに
testBranch1
と入力して、Add Branch ウィンドウから master を選択します。testBranch1
は、新規ブランチに指定する名前に置き換えます。 - Add Branch ウィンドウから、新規ブランチのベースとなるブランチを選択します。既存のブランチであれば、どれでも選択できます。
Add をクリックします。
図8.2 新規ブランチ追加のウィンドウ
新規ブランチの追加後に、そのブランチにリダイレクトされます。このブランチには、master ブランチのプロジェクト内にあったアセットがすべて含まれます。