1.2. Developer Hub の監査ログの表示


管理者は、Red Hat OpenShift Container Platform Web コンソールからログデータを表示、検索、フィルタリング、管理できます。isAuditLog フィールドを使用して、監査ログを他のログタイプからフィルタリングできます。

前提条件

  • OpenShift Container Platform Web コンソールに管理者としてログインしている。

手順

  1. OpenShift Container Platform Web コンソールの Developer 視点から、Topology タブをクリックします。
  2. Topology ビューから、監査ログデータを表示する Pod をクリックします。
  3. Pod パネルから、Resources タブをクリックします。
  4. Resources タブの Pods セクションで、View logs をクリックします。
  5. Logs ビューから、Search フィールドに isAuditLog と入力して、監査ログを他のログタイプからフィルタリングします。矢印を使用して、isAuditLog フィールドを含むログを参照できます。

1.2.1. 監査ログフィールド

Developer Hub の監査ログには、次のフィールドを含めることができます。

eventName
監査対象イベントの名前。
actor

監査対象イベントをトリガーしたアクターに関する情報を含むオブジェクト。次のフィールドが含まれます。

actorId
関連付けられたユーザーまたはサービスの名前/ID/entityRef。認証されていないユーザーがエンドポイントにアクセスし、デフォルトの認証ポリシーが無効になっている場合は、null になることがあります。
ip
アクターの IP アドレス (任意)。
hostname
アクターのホスト名 (任意)。
client
アクターのユーザーエージェント (任意)。
stage
監査ログが生成された時点のイベントの段階 (initiationcompletion など)。
status
イベントのステータス (succeededfailed など)。
meta
イベント固有のデータ (taskId など) を含むオプションのオブジェクト。
request

エンドポイントに送信された HTTP リクエストに関する情報を含む任意のフィールド。次のフィールドが含まれます。

method
リクエストの HTTP メソッド。
query
リクエストの query フィールド。
params
リクエストの params フィールド。
body
リクエストの body。タスクの作成時に指定された secrets はリダクションされ、* と表示されます。
url
リクエストのエンドポイント URL。
response

エンドポイントから送信された HTTP レスポンスに関する情報を含む任意のフィールド。次のフィールドが含まれます。

status
HTTP レスポンスのステータスコード。
body
リクエストボディーの内容。
isAuditLog
監査ログを他のログタイプと区別するために true に設定されるフラグ。
errors
エラーの namemessage、および場合によってはエラーの stack フィールドを含むエラーのリスト。statusfailed の場合にのみ表示されます。

1.2.2. scaffolder イベント

Developer Hub 監査ログには、次の scaffolder イベントを含めることができます。

ScaffolderParameterSchemaFetch
テンプレートパラメータースキーマを返す、/v2/templates/:namespace/:kind/:name/parameter-schema エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
ScaffolderInstalledActionsFetch
インストールされたアクションのリストを取得する、/v2/actions エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
ScaffolderTaskCreation
scaffolder が実行するタスクを作成する、/v2/tasks エンドポイントへの POST リクエストを追跡します。
ScaffolderTaskListFetch
scaffolder 内の全タスクの詳細を取得する、/v2/tasks エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
ScaffolderTaskFetch
指定のタスク :taskId の詳細を取得する /v2/tasks/:taskId エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
ScaffolderTaskCancellation
実行中のタスクをキャンセルする、/v2/tasks/:taskId/cancel エンドポイントへの POST リクエストを追跡します。
ScaffolderTaskStream
タスク :taskId のタスクログのイベントストリームを返す、/v2/tasks/:taskId/eventstream エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
ScaffolderTaskEventFetch
タスク :taskId のタスクログのスナップショットを返す、/v2/tasks/:taskId/events エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
ScaffolderTaskDryRun
ドライランタスクを作成する、/v2/dry-run エンドポイントへの POST リクエストを追跡します。ドライランに関連付けられたイベントのすべての監査ログでは、meta.isDryLog フラグが true に設定されます。
ScaffolderStaleTaskCancellation
古いタスクの自動キャンセルを追跡します。
ScaffolderTaskExecution
実際の scaffolder タスク実行の initiationcompletion を追跡します (ドライラン時には追跡しません)。
ScaffolderTaskStepExecution
scaffolder タスクステップ実行の initiationcompletion を追跡します。
ScaffolderTaskStepSkip
if 条件が満たされず、スキップされたステップを追跡します。
ScaffolderTaskStepIteration
each フィールドを含むタスクステップの各イテレーションのステップ実行を追跡します。

1.2.3. カタログイベント

Developer Hub 監査ログには、次のカタログイベントを含めることができます。

CatalogEntityAncestryFetch
エンティティーの祖先を返す、/entities/by-name/:kind/:namespace/:name/ancestry エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
CatalogEntityBatchFetch
エンティティーのバッチを返す、/entities/by-refs エンドポイントへの POST リクエストを追跡します。
CatalogEntityDeletion
エンティティーを削除する、/entities/by-uid/:uid エンドポイントへの DELETE リクエストを追跡します。
注記

削除するエンティティーの親のロケーションがカタログ内にまだ存在する場合は、エンティティーが次の処理サイクル中、カタログ内に復元されます。

CatalogEntityFacetFetch
エンティティーのファセットを返す、/entity-facets エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
CatalogEntityFetch
エンティティーのリストを返す、/entities エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
CatalogEntityFetchByName
指定のエンティティー参照 (例: <kind>:<namespace>/<name>) に一致するエンティティーを返す、/entities/by-name/:kind/:namespace/:name エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
CatalogEntityFetchByUid
指定エンティティーの一意の ID に一致するエンティティーを返す、/entities/by-uid/:uid エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
CatalogEntityRefresh
指定のエンティティーの更新をスケジュールする、/entities/refresh エンドポイントへの POST リクエストを追跡します。
CatalogEntityValidate
指定のエンティティーを検証する、/entities/validate エンドポイントへの POST リクエストを追跡します。
CatalogLocationCreation
ロケーションを作成する、/locations エンドポイントへの POST リクエストを追跡します。
注記

ロケーションとは、カタログデータを検索するために他の場所を参照するマーカーです。

CatalogLocationAnalyze
指定のロケーションを分析する、/locations/analyze エンドポイントへの POST リクエストを追跡します。
CatalogLocationDeletion
ロケーションとそれに関連付けられたすべての子エンティティーを削除する、/locations/:id エンドポイントへの DELETE リクエストを追跡します。
CatalogLocationFetch
/locations エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
CatalogLocationFetchByEntityRef
指定のエンティティー参照に関連付けられたロケーションのリストを返す、/locations/by-entity エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
CatalogLocationFetchById
指定のロケーション ID に一致するロケーションを返す、/locations/:id エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
QueriedCatalogEntityFetch
指定のクエリーに一致するエンティティーのリストを返す、/entities/by-query エンドポイントへの GET リクエストを追跡します。
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