第1章 カスタム Red Hat Developer Hub 設定のプロビジョニングおよび使用


Red Hat Developer Hub を設定するには、Red Hat OpenShift Container Platform アプリケーションを設定するために広く使用されているこれらの方法を使用します。

  • config map を使用してファイルとディレクトリーをマウントします。
  • シークレットを使用して環境変数を注入します。

これらの方法を Developer Hub に適用する方法を学びます。

1.1. カスタム Red Hat Developer Hub 設定のプロビジョニング

Red Hat Developer Hub を設定するには、Red Hat Developer Hub を実行する前に、カスタムの Red Hat Developer Hub config map とシークレットを Red Hat OpenShift Container Platform (RHOCP) にプロビジョニングします。

ヒント

Red Hat OpenShift Container Platform では、この手順をスキップして、デフォルトの config map とシークレットを使用して Developer Hub を実行できます。この設定への変更は、Developer Hub の再起動時に元に戻される可能性があります。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) を使用して、Developer Hub インスタンスを格納するための OpenShift クラスターに開発者権限でアクセスできる。

手順

  1. セキュリティー上の理由から、シークレットは設定ファイル内のクリアテキストではなく、OpenShift Container Platform シークレットの環境変数値として保存します。すべてのシークレットを secrets.txt ファイルに収集します。KEY=value 形式で 1 行につき 1 つのシークレットを記述します。

  2. カスタムの app-config.yaml ファイルを作成します。これは、メインの Developer Hub 設定ファイルです。Developer Hub インストーラーが、アップグレード時にユーザーの編集を元に戻すのを防ぐには、カスタムの app-config.yaml ファイルが必要です。カスタムの app-config.yaml ファイルが空の場合、Developer Hub はデフォルト値を使用します。

    • OpenShift Container Platform で Red Hat Developer Hub Operator を使用してデプロイメントを準備するには、空のファイルで開始できます。
    • Red Hat Developer Hub Helm チャートまたは Kubernetes でデプロイメントを準備するには、app-config.yaml ファイルの関連フィールドに Developer Hub のベース URL を入力し、Developer Hub の適切な機能を確保します。ベース URL は、Developer Hub ユーザーが Developer Hub にアクセスしたときにブラウザーに表示されるものです。関連するフィールドは、app セクションおよび backend セクションの baseUrl、および backend.cors サブセクションの origin です。

      例1.1 app-config.yaml での baseUrl の設定

      app:
        title: Red Hat Developer Hub
        baseUrl: https://<my_developer_hub_domain>
      
      backend:
        auth:
          externalAccess:
            - type: legacy
              options:
                subject: legacy-default-config
                secret: "${BACKEND_SECRET}"
        baseUrl: https://<my_developer_hub_domain>
        cors:
          origin: https://<my_developer_hub_domain>
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    • 任意で、以下のような設定を入力します。

  3. プラグインを有効にするには、カスタム dynamic-plugins.yaml ファイルを作成します。デフォルトでは、Developer Hub は最小限のプラグインセットを有効にし、GitHub リポジトリー検出プラグインやロールベースのアクセス制御 (RBAC) プラグインなどの設定やシークレットを必要とするプラグインを無効にします。

    GitHub リポジトリーの検出と RBAC 機能を有効にします。

    dynamic.plugins.yaml

    includes:
      - dynamic-plugins.default.yaml
    plugins:
      - package: ./dynamic-plugins/dist/backstage-plugin-catalog-backend-module-github
        disabled: false
      - package: ./dynamic-plugins/dist/backstage-community-plugin-rbac
        disabled: false
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  4. カスタム設定ファイルを OpenShift Container Platform クラスターにプロビジョニングします。

    1. Developer Hub インスタンスを含むことを目的とした <my-rhdh-project> namespace を作成します。

      $ oc create namespace my-rhdh-project
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    2. app-config.yamldynamic-plugins.yaml ファイルをそれぞれ <my-rhdh-project> プロジェクトの my-rhdh-app-configdynamic-plugins-rhdh config map にプロビジョニングします。

      $ oc create configmap my-rhdh-app-config --from-file=app-config.yaml --namespace=my-rhdh-project
      $ oc create configmap dynamic-plugins-rhdh --from-file=dynamic-plugins.yaml --namespace=my-rhdh-project
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      または、Web コンソールを使用して config map を作成します

    3. secrets.txt ファイルを <my-rhdh-project> プロジェクトの my-rhdh-secrets シークレットにプロビジョニングします。

      $ oc create secret generic my-rhdh-secrets --from-file=secrets.txt --namespace=my-rhdh-project
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      または、Web コンソールを使用してシークレットを作成します

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