第6章 Red Hat Developer Hub のグローバルヘッダーの設定
管理者は、Red Hat Developer Hub のグローバルヘッダーを設定して、Developer Hub インスタンス全体で一貫性のある柔軟なナビゲーションバーを作成できます。デフォルトでは、Developer Hub のグローバルヘッダーには次のコンポーネントが含まれています。
- Self-service ボタンを使用すると、さまざまなテンプレートにすばやくアクセスでき、ユーザーは Developer Hub 内のサービス、バックエンド、フロントエンドのプラグインを効率的にセットアップできます。
- Support ボタンで、内部または外部のサポートページへのリンクを設定できます。
- Notifications ボタンで、プラグインや外部サービスからのアラートや更新を表示します。
- Search 入力フィールドを使用すると、Developer Hub 内のサービス、コンポーネント、ドキュメント、その他のリソースを検索できます。
- Plugin extension capabilities には、Developer Hub で利用可能なプラグインのプリインストール済みおよび有効化済みのカタログがあります。
- User profile ドロップダウンメニューから、プロファイル設定、外観のカスタマイズ、Developer Hub のメタデータ、ログアウトボタンにアクセスできます。
6.1. Red Hat Developer Hub のグローバルヘッダーのカスタマイズ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
red-hat-developer-hub.backstage-plugin-global-header 動的プラグインを使用すると、追加のボタンでグローバルヘッダーを拡張し、アイコンと機能の順序と位置をカスタマイズできます。さらに、この新しいヘッダー機能によって提供されるマウントポイントを使用して、カスタム動的ヘッダープラグインを作成して統合できます。そのため、ニーズに合わせてさらにカスタマイズできます。動的プラグインの有効化の詳細は、Red Hat Developer Hub でのプラグインのインストールと表示 を参照してください。
ここでは、以下のようになります。
search-
サイドバーメニューの Search モーダルを非表示にするには、
falseと入力します。サイドバーメニューに Search モーダルを表示するには、trueと入力します。 settings-
サイドバーメニューの Settings ボタンを非表示にするには、
falseと入力します。サイドバーメニューに Settings ボタンを表示するには、trueと入力します。 default.main-menu-items- サイドバーメニューから Self-service ボタンを非表示にするには、このフィールドに入力します。このフィールドを削除すると、サイドバーに Self-service ボタンが表示されます。
position-
ヘッダーをメインコンテンツの上に配置するには、
above-main-contentと入力します。ヘッダーをサイドバーの上に配置するには、above-sidebarと入力します。
デフォルトのグローバルヘッダーの機能を拡張するには、グローバルヘッダーのエントリーに次の属性を含めます。
mountPoint-
ヘッダーの位置を指定します。ヘッダーをグローバルヘッダーとして指定するには、
application/headerを使用します。mountPointsフィールドにエントリーを追加することで、異なる位置に複数のグローバルヘッダーを設定できます。 importNameグローバルヘッダープラグインによってエクスポートされるコンポーネントを指定します。
red-hat-developer-hub.backstage-plugin-global-headerパッケージ (デフォルトで有効) は、使用可能なマウントポイントの値として次のヘッダーコンポーネントを提供します。-
SearchComponent: 検索バーを追加します (デフォルトで有効)。 -
Spacer: ヘッダーにスペースを追加して、ボタンを末尾に配置します。SearchComponentを無効にする場合に便利です。 -
HeaderIconButton: アイコンボタンを追加します。デフォルトでは、Self-service アイコンボタンは有効のままになります。 -
SupportButton: Support アイコンボタンを追加します。このボタンを使用すると、内部ページまたは外部ページへのリンクを設定できます。デフォルトで有効になっていますが、表示するには追加の設定が必要です。 -
NotificationButton: 未読通知をリアルタイムで表示し、Notifications ページに移動するための Notifications アイコンボタンを追加します。デフォルトで有効になっています (通知プラグインが必要です)。 -
Divider: 縦の区切り線を追加します。デフォルトでは、プロファイルドロップダウンとその他のヘッダーコンポーネントの間に区切り線が表示されます。 -
ProfileDropdown: ログインしているユーザーの名前を表示するプロファイルドロップダウンを追加します。デフォルトでは、2 つのメニュー項目が含まれています。 -
MenuItemLink: ドロップダウンメニューにリンク項目を追加します。デフォルトでは、プロファイルドロップダウンには Settings ページへのリンクが含まれています。 -
LogoutButton: プロファイルドロップダウンにログアウトボタンを追加します (デフォルトで有効)。 -
CreateDropdown: Self-service ドロップダウンボタンを追加します (デフォルトでは無効)。メニュー項目を設定可能です。 -
SoftwareTemplatesSection: ソフトウェアテンプレートリンクのリストを Self-service ドロップダウンメニューに追加します (デフォルトで無効)。CreateDropdownを有効にする必要があります。 -
RegisterAComponentSection: Self-service ドロップダウンメニューに Register a Component ページへのリンクを追加します (デフォルトでは無効)。CreateDropdownを有効にする必要があります。
-
config.position-
ヘッダーの位置を指定します。サポートされている値は、
above-main-contentとabove-sidebarです。
前提条件
-
ヘッダーに Support ボタンを表示する場合は、
app-config.yamlファイルでサポートの URL を設定する。 - ヘッダーに Notifications ボタンを表示する場合は、通知プラグインをインストールする。
手順
デフォルト設定をコピーし、ニーズに合わせてフィールド値を変更します。各ヘッダーコンポーネントの
priority値を調整すると、その位置を制御できます。さらに、設定にコンポーネントを追加または削除することで、コンポーネントを有効または無効にできます。残りのヘッダーボタンを、プロファイルドロップダウンボタンの前のヘッダー末尾に揃えるには、Spacerマウントポイントのconfig.props.growFactorを1に設定して、Spacerコンポーネントを有効にします。以下に例を示します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow カスタムヘッダーを使用するには、プラグイン設定を
app-config-dynamic.yamlファイルに追加して、カスタムヘッダーを動的プラグインとしてインストールする必要があります。以下に例を示します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow ここでは、以下のようになります。
- <npm_or_oci_package-reference>
- パッケージ名を指定します。
- <application_header_name>
-
アプリケーションヘッダーの名前を指定します。例:
MyHeader - <header_component_name>
ヘッダーコンポーネントの名前を指定します。例:
MyHeaderComponent注記importNameは、scaffolder フィールド拡張 API によって返される値を参照する名前です (省略可能)。
オプション: グローバルヘッダーを無効にするには、
dynamic-plugins.yamlファイルで、disabledフィールドの値をtrueに設定します。以下に例を示します。- package: ./dynamic-plugins/dist/red-hat-developer-hub-backstage-plugin-global-header disabled: true
- package: ./dynamic-plugins/dist/red-hat-developer-hub-backstage-plugin-global-header disabled: trueCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow