第2章 Eclipse 4.16 の変更点


Eclipse 4.16 には、バグ修正や機能拡張が数多く提供される 2020-06 リリーストレインの Red Hat Developer Tools およびプラグインが同梱されています。

このセクションでは、このリリースの主な新機能と互換性の変更点を紹介します。

表2.1 RHEL 7 の重要なパッケージの更新

eclipse 4.15 4.16

Eclipse IDE および JDT/PDE プラグインがバージョン 4.16 に更新されました。より詳細な変更点のリストは、Eclipse 4.16 - New and Noteworthy ページを参照してください。

主な機能強化は、次のとおりです。

  • Java 14 が Java Development Tooling (JDT) でサポートされるようになりました。コンパイラー設定で Java 14 プレビュー機能を有効にできます。
  • レコードタイプの新しいコードクリーンアップオプションとコードフォーマットオプション。
  • Apache Ant の統合バージョンがバージョン 1.10.8 にアップグレードされました。
  • JUnit5 の統合バージョンがバージョン 5.6.2 にアップグレードされました。
  • プレゼンテーションモードが改善され、呼び出されたコマンドを画面に表示できるようになりました。
  • 明るいテーマと暗いテーマのルックアンドフィールの更新。

eclipse-cdt 9.11.0 9.11.1

C/C++ Development Tooling がバージョン 9.11.1 に更新されました。詳細は、アップストリームの CDT 9.11.1 リリースノート を参照してください。

  • このマイナーアップデートには、ターミナルビュー、インデクサー、およびコードフォーマッターのさまざまな修正が含まれています。

eclipse-linuxtools 7.6.0 7.7.0

Linux Tools プラグインがバージョン 7.7.0 に更新されました。詳細は、アップストリームの Linux Tools 7.7.0 リリースノート を参照してください。

  • この更新で、Docker Tooling が Linux Tools に同梱されなくなりました。Docker サポートが必要な場合は、Eclipse Marketplace からインストールできます。

Eclipse-pydev 7.5.0 7.6.0

PyDev プラグインがバージョン 7.6.0 に更新され、デバッガーが改善され、Red Hat Software Collections (RHSCL) の Python 3.8 のサポートが追加されました。詳細は、アップストリームの PyDev 7.6.0 リリースノート を参照してください。

eclipse-egit/jgit 5.7.0 5.8.0

Git 統合プラグインがバージョン 5.8.0 に更新されました。詳細は、アップストリームの EGit 5.8.0 リリースノート および JGit 5.8.0 リリースノート を参照してください。

以下は、主な変更点です。

  • 差分ビューアーのアウトラインが改善されました。
  • リポジトリービューで、タグをフィルター処理できるようになりました。
  • ローカル Git バンドルファイルからのクローン作成のサポートが追加されました。

eclipse-webtools 3.17.0 3.18.0

Web Tools Platform がバージョン 3.18.0 に更新されました。詳細は、アップストリームの Web Tools Platform 3.18 - New and Noteworthy および Web Tools Platform 3.18 - New and Noteworthy ページを参照してください。

以下は、主な変更点です。

  • Java 14 のサポートがファセットプロジェクトに追加されました。
  • エディターのルックアンドフィールのカスタマイズが改善されました。

eclipse-m2e 1.15.0 1.16.0

Maven 統合プラグインがバージョン 1.16.0 に更新されました。

表2.2 RHEL 8 の重要なパッケージの更新

eclipse 4.15 4.16

Eclipse IDE および JDT/PDE プラグインがバージョン 4.16 に更新されました。より詳細な変更点のリストは、Eclipse 4.16 - New and Noteworthy ページを参照してください。

主な機能強化は、次のとおりです。

  • Java 14 が Java Development Tooling (JDT) でサポートされるようになりました。コンパイラー設定で Java 14 プレビュー機能を有効にできます。
  • レコードタイプの新しいコードクリーンアップオプションとコードフォーマットオプション。
  • Apache Ant の統合バージョンがバージョン 1.10.8 にアップグレードされました。
  • JUnit5 の統合バージョンがバージョン 5.6.2 にアップグレードされました。
  • プレゼンテーションモードが改善され、呼び出されたコマンドを画面に表示できるようになりました。
  • 明るいテーマと暗いテーマのルックアンドフィールの更新。
表2.3 RHEL 7 の非推奨の機能

Docker Tooling プラグイン

Docker Tooling は、Linux Tools プラグインの一部として提供されなくなりました。Docker サポートが必要な場合は、Eclipse Marketplace からインストールできます。

Javascript Development Tools (JSDT)

JSDT は、webtools コンポーネントの一部として提供されなくなりました。JavaScript プロジェクトを開発するには、Eclipse Marketplace から Wild Web Developer をインストールします。

Dali JPA ツール

Dali は、webtools コンポーネントの一部として提供されなくなりました。JPA/データベースのサポートが必要な場合は、Install New Software ダイアログから Dali をインストールできます。

Mylyn

Mylyn Task-Focused UI は、Eclipse の一部として提供されなくなりました。必要に応じて、Eclipse Marketplace からインストールします。

関連情報

新機能の使用方法は、Eclipse の インストールされているドキュメント を参照してください。

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