第6章 Go Toolset の変更点
Go Toolset は、RHEL 7、RHEL 8、および RHEL 9 でバージョン 1.17 から 1.18.4 に更新されました。
以下は、主な変更点です。
- 以前のバージョンの Go との下位互換性を維持しながらジェネリクスを導入しました。
- fuzzing ライブラリーが新しくなりました。
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					debug/buildinfoおよびnet/netipパッケージが新しくなりました。
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					go getツールがパッケージをビルドまたはインストールしなくなりました。現在は、go.modの依存関係のみを処理します。
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					メインモジュールの go.modファイルでgo 1.17以降が指定されている場合、追加の引数なしでgo mod downloadコマンドを使用すると、メインモジュールのgo.modファイルで明示的に必要なモジュールのソースコードのみがダウンロードされます。推移的な依存関係のソースコードもダウンロードするには、go mod download allコマンドを使用します。
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					go mod vendorサブコマンドが、出力ディレクトリーを設定する-oオプションをサポートするようになりました。
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					go mod tidyコマンドが、インポートされた各パッケージを提供しているビルドリスト内のモジュールが 1 つだけであることを確認するためにソースコードが必要なモジュールの追加のチェックサムをgo.sumファイルに保持するようになりました。この変更は、メインモジュールのgo.modファイルの Go バージョンに左右されません。