5.4.16.5. 既存の RAID1 デバイス内のイメージ数の変更
					You can change the number of images in an existing RAID1 array just as you can change the number of images in the earlier implementation of LVM mirroring, by using the 
lvconvert command to specify the number of additional metadata/data subvolume pairs to add or remove. For information on changing the volume configuration in the earlier implementation of LVM mirroring, see 「ミラー化ボリューム設定の変更」.
				lvconvert コマンドを使用して RAID1 デバイスにイメージを追加する場合、結果として生じるデバイス用のイメージの合計数を指定できます。または、デバイスに追加するイメージ数を指定することも可能です。また、オプションとして新しいメタデータ/データイメージのペアが存在する物理ボリュームを指定することもできます。
				
					メタデータサブボリューム (
*_rmeta_* と呼ばれる) は、対応するデータサブボリューム (*_rimage_*) と同じ物理デバイス上に常に存在します。メタデータ/データのサブボリュームのペアは、(--alloc anywhere を指定しない限り) RAID アレイ内の別のメタデータ/データのサブボリュームのペアと同じ物理ボリューム上には作成されません。
				
					RAID1 ボリュームにイメージを追加するコマンドの形式は、以下のとおりです。
				
lvconvert -m new_absolute_count vg/lv [removable_PVs] lvconvert -m +num_additional_images vg/lv [removable_PVs]
lvconvert -m new_absolute_count vg/lv [removable_PVs]
lvconvert -m +num_additional_images vg/lv [removable_PVs]
					例えば、以下は 2 方向 RAID1 アレイの LVM デバイス 
my_vg/my_lv を示しています。
				
					以下のコマンドは、2 方向の RAID1 デバイス 
my_vg/my_lv を 3 方向の RAID1 デバイスに変換します。
				
					イメージを RAID1 アレイに追加する場合、イメージに使用する物理ボリュームを指定できます。以下のコマンドは、2 方向の RAID1 デバイス 
my_vg/my_lv を 3 方向の RAID1 デバイスに変換して、物理ボリューム /dev/sdd1 がアレイに使用されることを指定します。
				
					RAID1 アレイからイメージを削除するには、以下のコマンドを使用します。
lvconvert コマンドを使用して RAID1 デバイスからイメージを削除する場合、結果として生じるデバイス用のイメージの合計数を指定できます。または、デバイスから削除するイメージ数を指定することも可能です。また、オプションとしてデバイスを削除する物理ボリュームを指定することもできます。
				lvconvert -m new_absolute_count vg/lv [removable_PVs] lvconvert -m -num_fewer_images vg/lv [removable_PVs]
lvconvert -m new_absolute_count vg/lv [removable_PVs]
lvconvert -m -num_fewer_images vg/lv [removable_PVs]
					また、イメージとその関連付けされたメタデータのサブボリュームが削除されると、それより数が大きいイメージはスロットを埋めるために小さくなります。
lv_rimage_0、lv_rimage_1、および lv_rimage_2 で構成される 3 方向の RAID1 アレイから lv_rimage_1 を削除する場合、lv_rimage_0 と lv_rimage_1 で構成される RAID1 アレイが生じます。サブボリューム lv_rimage_2 の名前は変更され、空のスロットを引き継ぎ、lv_rimage_1 となります。
				
					以下の例は、3 方向の RAID1 論理ボリューム 
my_vg/my_lv のレイアウトを示しています。
				
					以下のコマンドは、3 方向の RAID1 論理ボリュームを 2 方向の RAID1 論理ボリュームに変換します。
				
					以下のコマンドは、3 方向の RAID1 論理ボリュームを 2 方向の RAID1 論理ボリュームに変換して、削除するイメージを含む物理ボリュームを 
/dev/sde1 として指定します。