1.3. 最初の RPM パッケージ作成


RPM パッケージの作成は複雑になる可能性があります。以下では、複数のことをスキップし、簡素化した完全で利用できる RPM Spec ファイルです。

Name:       hello-world
Version:    1
Release:    1
Summary:    Most simple RPM package
License:    FIXME

%description
This is my first RPM package, which does nothing.

%prep
# we have no source, so nothing here

%build
cat > hello-world.sh <<EOF
#!/usr/bin/bash
echo Hello world
EOF

%install
mkdir -p %{buildroot}/usr/bin/
install -m 755 hello-world.sh %{buildroot}/usr/bin/hello-world.sh

%files
/usr/bin/hello-world.sh

%changelog
# let's skip this for now

このファイルを hello-world.spec として保存します。

ここで、以下のコマンドを使用します。

$ rpmdev-setuptree
$ rpmbuild -ba hello-world.spec

コマンド rpmdev-setuptree は、複数の作業ディレクトリーを作成します。これらのディレクトリーは $HOME に永続的に格納されているため、このコマンドを再び使用する必要はありません。

コマンド rpmbuild は、実際の rpm パッケージを作成します。このコマンドの出力は、以下のようになります。

... [SNIP]
Wrote: /home/<username>/rpmbuild/SRPMS/hello-world-1-1.src.rpm
Wrote: /home/<username>/rpmbuild/RPMS/x86_64/hello-world-1-1.x86_64.rpm
Executing(%clean): /bin/sh -e /var/tmp/rpm-tmp.wgaJzv
+ umask 022
+ cd /home/<username>/rpmbuild/BUILD
+ /usr/bin/rm -rf /home/<username>/rpmbuild/BUILDROOT/hello-world-1-1.x86_64
+ exit 0

/home/<username>/rpmbuild/RPMS/x86_64/hello-world-1-1.x86_64.rpm ファイルが、最初の RPM パッケージです。これはシステムにインストールしてテストできます。

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