5.7.11. デスクトップ
Wayland セッションの制限
Red Hat Enterprise Linux 8 では、GNOME 環境および GNOME Display Manager (GDM) のデフォルトのセッションタイプとして、以前の RHEL メジャーバージョンで使用されていた X11 セッションに代わり、Wayland が使用されます。
以下の機能は、Wayland の下では現在利用できないか、期待どおりに動作しません。
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xrandrなどの X11 設定ユーティリティーは、ハンドリング、解像度、ローテーション、レイアウトのアプローチが異なるため、Wayland では動作しません。ディスプレイ機能は、GNOME 設定を使用して設定できます。 - 画面の録画とリモートデスクトップでは、アプリケーションが Wayland のポータル API をサポートする必要があります。特定のレガシーアプリケーションはポータル API をサポートしません。
- Wayland では、ポインターのアクセシビリティーは利用できません。
- クリップボードマネージャーは利用できません。
Wayland 上の GNOME Shell は、ほとんどのレガシー X11 アプリケーションで発行されたキーボードグラブを無視します。
/org/gnome/mutter/wayland/xwayland-grab-access-rulesGSettings キーを使用して、X11 アプリケーションがキーボードグラブを発行するようにできます。デフォルトでは、Wayland 上の GNOME Shell により、以下のアプリケーションがキーボードグラブを発行できます。- GNOME Boxes
- Vinagre
- Xephyr
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virt-manager、virt-viewer、およびremote-viewer -
vncviewer
- ゲスト仮想マシン (VM) 内のWayland には安定性とパフォーマンスの問題があります。RHEL は、仮想マシンで実行している場合に X11 セッションに自動的にフォールバックします。
X11 GNOME セッションを使用していた RHEL 7 システムから RHEL 8 にアップグレードすると、システムでは引き続き X11 が使用されます。また、次のグラフィックドライバーが使用されている場合は、自動的に X11 にフォールバックします。
- プロプライエタリー NVIDIA ドライバー
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cirrusドライバー -
mgaドライバー -
aspeedドライバー
Wayland の使用は手動で無効にできます。
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GDM の Wayland を無効にするには、
/etc/gdm/custom.confファイルにWaylandEnable=falseオプションを設定します。 - GNOME セッションで Wayland を無効にするには、ログイン名を入力してから、ログイン画面の歯車メニューでレガシーの X11 オプションを選択します。
Wayland の詳細は https://wayland.freedesktop.org/ を参照してください。
ドラッグアンドドロップが、デスクトップとアプリケーション間で機能しません。
gnome-shell-extensions パッケージのバグにより、ドラッグアンドドロップ機能は現在、デスクトップとアプリケーションの間では機能しません。この機能のサポートは、今後のリリースで追加される予定です。
ソフトウェアリポジトリーからの flatpak リポジトリーの無効化ができません。
現時点で、GNOME Software ユーティリティーの Software Repositories ツールで flatpak リポジトリーを無効化または削除することはできません。
Generation 2 の RHEL 8 仮想マシンが Hyper-V Server 2016 ホストで起動できない場合があります。
Microsoft Hyper-V Server 2016 ホストで実行している仮想マシンで RHEL 8 をゲストオペレーティングシステムとして使用すると、仮想マシンが起動しなくなり、GRUB ブートメニューに戻る場合があります。さらに、以下のエラーが Hyper-V イベントログに記録されます。
The guest operating system reported that it failed with the following error code: 0x1E
このエラーは、Hyper-V ホストの UEFI ファームウェアバグが原因で発生します。この問題を回避するには、Hyper-V Server 2019 をホストとして使用します。
(BZ#1583445)
システムクラッシュにより、fadump 設定が失われることがあります。
この問題は、ファームウェア支援ダンプ (fadump) が有効になっているシステムで確認されています。また、ブートパーティションは XFS などのジャーナリングファイルシステムにあります。システムクラッシュにより、ダンプサポートが有効でない古い initrd をブートローダーがロードする可能性があります。したがって、復元後、システムは vmcore ファイルをキャプチャーせず、fadump 設定が失われる可能性があります。
この問題を回避するには、以下を実行します。
/bootが別のパーティションの場合は、以下を実行します。- kdump サービスを再起動します。
root ユーザーで以下のコマンドを実行するか、CAP_SYS_ADMIN 権限を持つユーザーアカウントを使用します。
# fsfreeze -f # fsfreeze -u
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/bootが別のパーティションではない場合は、システムを再起動します。
(BZ#1723501)