2.4. OpenShift 4.x での Fuse Console のアップグレード
Red Hat OpenShift 4.x では、Red Hat Fuse Operator などの Operator の更新が処理されます。詳細は、Operators OpenShift ドキュメント を参照してください。
その後、アプリケーションの設定方法によっては、Operator の更新でアプリケーションのアップグレードをトリガーできるようになります。
Fuse Console アプリケーションでは、アプリケーションカスタムリソース定義の .spec.version
フィールドを編集して、アプリケーションのアップグレードをトリガーすることもできます。
前提条件
- OpenShift クラスターの管理者権限が必要です。
手順
Fuse Console アプリケーションをアップグレードするには、以下を行います。
ターミナルウィンドウで、以下のコマンドを使用してアプリケーションカスタムリソース定義の
.spec.version
フィールドを変更します。oc patch -n <project-name> <custom-resource-name> --type='merge' -p '{"spec":{"version":"1.7.1"}}'
以下に例を示します。
oc patch -n myproject hawtio/example-fuseconsole --type='merge' -p '{"spec":{"version":"1.7.1"}}'
アプリケーションの状態が更新されたことを確認します。
oc get -n myproject hawtio/example-fuseconsole
応答には、バージョン番号などのアプリケーションに関する情報が表示されます。
NAME AGE URL IMAGE example-fuseconsole 1m https://fuseconsole.192.168.64.38.nip.io docker.io/fuseconsole/online:1.7.1
.spec.version
フィールドの値を変更すると、OpenShift によってアプリケーションが自動的に再デプロイされます。バージョンの変更によってトリガーされた再デプロイの状態をチェックするには、以下を実行します。
oc rollout status deployment.v1.apps/example-fuseconsole
正常にデプロイされた場合は以下の応答が表示されます。
deployment "example-fuseconsole" successfully rolled out