第5章 CodeReady Studio のアップグレード
必要に応じて、該当するセクションを参照して CodeReady Studio をアップグレードします。
5.1. CodeReady Studio のメジャーバージョンのアップグレード
CodeReady Studio の各メジャーバージョンは異なるバージョンの Eclipse をベースにしています。そのため、古いメジャーバージョンの CodeReady Studio を新しいメジャーバージョンに更新することはできません。たとえば、devstudio 10.x インストールを 11.x に更新したり、11.x インストールを 12.x に更新することはできません。しかし、CodeReady Studio 11.x を使用して作成したワークスペースを CodeReady 12.x が使用することはできます。
以下の表は、各メジャーバージョンの Red Hat CodeReady Studio でサポートされる Eclipse のバージョンを示しています。
Red Hat CodeReady Studio のバージョン | ベースの Eclipse バージョン |
---|---|
CodeReady Studio 12.11 |
Eclipse SimRel 2019-03 GA |
CodeReady Studio 12.9 |
Eclipse SimRel 2018-09 GA |
CodeReady Studio 12.0 |
Eclipse 4.8 (Photon) |
CodeReady Studio 11.x |
Eclipse 4.7 (Oxygen) |
Red Hat CodeReady Studio 10.x |
Eclipse 4.6 (Neon) |
Red Hat CodeReady Studio 9.x |
Eclipse 4.5 (Mars) |
5.2. Red Hat CodeReady Studio のマイナーバージョンの更新
Red Hat CodeReady Studio をメジャーリリースの最新のマイナーバージョンに更新することができます。たとえば、Red hat CodeReady Studio 12.0 インストールを 12.9 に更新することができます。
更新する前に、ワークスペースをバックアップします。ワークスペースには、プロジェクトファイルの他に、カスタマイズした設定と IDE の設定に関するメタデータが含まれます。ワークスペースをバックアップするには、ワークスペースディレクトリーをバックアップ先にコピーするか、圧縮ファイルとして保存します。
自動更新の IDE 設定によっては、Red Hat CodeReady Studio 12.x の更新が利用できるようになったときに IDE によって自動的に通知されます。
手順
以下の手順にしたがって、最新の Red Hat CodeReady Studio の更新を手作業でチェックおよび適用することもできます。
- IDE で Window > Preferences をクリックし、Install/Update を展開して Available Software Sites をクリックします。
- Available Software Sites の表に URL https://devstudio.redhat.com/12/stable/updates/ が記載されていることを確認します。記載されていない場合は追加します。
- Preferences ウインドウを閉じます。
- Help > Check for Updates をクリックします。
- Red Hat CodeReady Studio の更新が見つかったら画面上の手順にしたがって更新を適用します。
更新中に未署名コンテンツのインストールに関する警告を受け取ることがあります。この場合、コンテンツの詳細を確認し、問題がなければ OK をクリックして更新を続行します。
更新の完了後、IDE の再起動を要求されます。すぐ再起動する場合は Yes をクリックします。保存していない変更内容を保存してプロジェクトを開く場合は No をクリックします。IDE の変更は IDE を再起動しないと反映されないことに注意してください。