17.3. MongoDB データベースのドキュメントの操作


インテグレーションでは、MongoDB データベースのドキュメントを取得、カウント、更新、および削除でき、MongoDB にドキュメントを追加することもできます。これには、MongoDB コネクションをフローの途中に追加するか、シンプルなインテグレーションの最後のコネクションとして追加します。

前提条件

  • MongoDB コネクションが作成されている必要があります。
  • コネクションが操作する MongoDB コレクションの名前を知っておく必要があります。
  • インテグレーションを作成または編集することになります。Fuse Online でインテグレーションに追加するよう要求されます。または、Fuse Online で最後のコネクションを選択するよう要求されます。

手順

  1. Add to Integration ページで、MongoDB コネクションの追加先のプラス記号をクリックします。シンプルなインテグレーションの最後のコネクションを追加する場合は、このステップをスキップします。
  2. 使用する MongoDB コネクションをクリックします。
  3. Choose an action ページで MongoDB producer アクションを選択します。
  4. アクションを設定するには以下を行います。

    1. Collection name フィールドに、コネクションが操作するコレクションの名前を入力します。
    2. Operation to perform フィールドで Insert 操作を許可するか、フィールドをクリックして利用可能なアクションを表示します。コネクションが実行するアクションをクリックします。各操作の説明は以下の表を参照してください。

      各操作は応答を返します。これが最後のコネクションである場合、応答は失われます。そのため、これが最後のコネクションである場合、代わりに Log ステップを追加してインテグレーションを終了することが推奨されます。Log ステップを設定して応答をキャプチャーします。

  5. Next をクリックします。

結果

インテグレーションビジュアライゼーションで追加した場所にコネクションが表示されます。

次のステップ

すべてのコネクションをフローに追加します。データを処理する他のステップを追加します。このテクノロジープレビューリリースでは、ソースフィールドを MongoDB コネクションフィールドにマップすることはできません。そのため、コネクションに送信されるデータが、選択した操作に必要な入力を提供するようにする必要があります。今後のリリースで、データマッピングがサポートされる予定です。

Expand
表17.1 操作の説明
操作動作の説明入力戻り値

Count

入力フィルター式を満たすドキュメントの数をカウントします。

{"test":"unit"} 形式の JSON フィルター式。unit の test 属性値のあるドキュメントの数を数えます。

見つかったドキュメントの数を指定する JSON 式(例: {"count":2})

Find by id

指定の ID を持つドキュメントを検索します。

対象の ID が含まれる文字列。

ID を持つドキュメントを指定する JSON 表記。

Find all

コレクションのすべてのドキュメントを検索します。

なし

コレクションにあるすべてのドキュメントを指定する JSON 表記。

Insert

コレクションにドキュメントを追加します。

コレクションに追加するドキュメントを指定する JSON 表記。

挿入されたドキュメントを指定する JSON 表記。

Remove

コレクションからドキュメントを削除します。

{"test":"unit"} 形式の JSON 式。test 属性に unit の値がある各ドキュメントを削除します。

削除されたドキュメントの数を指定する JSON 式(例: {"count":2})

保存します。

ドキュメントをコレクションに追加、またはコレクションのドキュメントを更新します。

追加または更新するドキュメントを指定する JSON 表記。

保存したドキュメントを指定する JSON 表記。

Update

コレクションのドキュメントを更新します。

2 つの引数の配列。最初の引数は、更新するドキュメントを識別するフィルター式です。2 つ目の引数は、ドキュメントの更新方法を指定する MongoDB 更新ステートメントです。更新ステートメントの形式は、https://docs.mongodb.com/manual/reference/method/db.collection.update/ に説明されています。(例: [{"_id":11},{$set: {"test":"updated!"}}])

更新されたドキュメントの数を指定する JSON 表記(例: {"count":2})

トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat