47.3. メソッドのエイリアス
概要
Java API に表示される標準のメソッド名に加えて、与えられたメソッドに追加の名前 (エイリアス) を定義すると便利なことがよくあります。特に一般的なケースは、プロパティー名( ウィジェット
など)をアクセサーメソッド( getWidget
や setWidget
など)のエイリアスとして使用できるようにすることです。
構文
aliases
要素は、以下のように 1 つ以上の alias
子要素で定義できます。
<aliases> <alias> <methodPattern>MethodPattern</methodPattern> <methodAlias>Alias</methodAlias> </alias> ... </aliases>
MethodPattern
は、Java API からメソッド名を照合するための正規表現(java.util.regex
構文)で、パターンには通常キャプチャーグループが含まれます。Alias
は代替式(URI で使用するため)で、前述のキャプチャーグループのテキストを使用できます(例: 1 番目、2
番目、または 3
番目のキャプチャーグループのテキストには $1、$
2、または $3 として指定)。
スコープ
以下の抜粋で示されているように、aliases
要素は、任意で apis
要素の子や api
要素の子として表示できます。
<configuration> <apis> <api> <apiName>...</apiName> ... <aliases>...</aliases> </api> <aliases>...</aliases> ... </apis> </configuration>
以下のスコープで aliases
要素を定義できます。
-
api
要素の子として:aliases
マッピングは、api
要素で指定された API クラスにのみ適用されます。 -
apis
要素の子として:aliases
マッピングはデフォルトですべての API クラスに適用されますが、api
レベルで上書きできます。
例
以下の例は、一般的な get/set bean メソッドパターンのエイリアスを生成する方法を示しています。
<aliases> <alias> <methodPattern>[gs]et(.+)</methodPattern> <methodAlias>$1</methodAlias> </alias> </aliases>
前述のエイリアス定義では、getWidget
メソッドまたは setWidget
メソッドのいずれかのエイリアスとして ウィジェット
を使用できます。メソッド名の後半部分をキャプチャーするために、キャプチャー
グループ(.+)を使用していることに注意してください(Widget など )
。