1.2. WSDL 要素
WSDL ドキュメントは、次の要素で設定されています。
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definitions: WSDL ドキュメントのルート要素。この要素の属性は、WSDL ドキュメントの名前、ドキュメントのターゲット名前空間、および WSDL ドキュメントで参照される名前空間の簡略定義を指定します。 -
types- サービスで使用されるメッセージのビルディングブロックを形成するデータユニットの XML スキーマ定義。データ型の定義については、2章論理データ単位の定義 を参照してください。 -
message- サービス操作の呼び出し中に交換されるメッセージの説明。これらの要素は、サービスを設定する操作の引数を定義します。メッセージの定義については、3章サービスで使用される論理メッセージの定義 を参照してください。 -
portType: サービスの論理インターフェイスを記述するoperation要素のコレクションです。ポートタイプの定義については、4章論理インターフェイスの定義 を参照してください。 -
operation- サービスによって実行されるアクションの説明。操作は、操作が呼び出されたときに 2 つのエンドポイント間で渡されるメッセージによって定義されます。操作の定義については、「操作」 を参照してください。 -
binding- エンドポイントの具体的なデータ形式の仕様。binding要素は、抽象メッセージがエンドポイントによって使用される具体的なデータフォーマットにマップされる方法を定義します。この要素は、パラメーターの順序や戻り値などの詳細が指定される場所です。 -
service: 関連するport要素のコレクション。これらの要素は、エンドポイント定義を整理するためのリポジトリーです。 -
port- バインディングおよび物理アドレスによって定義されるエンドポイント。これらの要素は、トランスポートの詳細の定義と組み合わされたすべての抽象的な定義をまとめ、サービスが公開される物理エンドポイントを定義します。