7.3. Fuse Online による HTTP リクエストの処理方法
HTTP GET または POST リクエストを指定して、シンプルなインテグレーションの実行をトリガーできます。通常 GET リクエストはデータを取得し、POST リクエストはデータを更新しますが、いずれかのリクエストを使用して、いずれかのオペレーションを行うインテグレーションをトリガーできます。リクエストのパラメーターはすべてインテグレーションの次のコネクションにあるデータフィールドへのマッピングに利用できます。詳細は リクエストパラメーターを指定するための JSON スキーマ を参照してください。
Webhook コネクションは受信するデータのみをインテグレーションの次のコネクションに渡します。Fuse Online が HTTP リクエストを受信すると、以下を行います。
-
HTTP ステータスヘッダーを要求元に返します。リクエストがインテグレーションの実行を正常にトリガーした場合、Fuse Online の戻りコードは
201になります。リクエストがインテグレーション実行のトリガーに失敗した場合、戻りコードは5xxになります。 - 他のデータを要求元に返しません。ステータスヘッダーが含まれる 応答 の HTTP ボディーにはデータがありません。
- リクエストのデータをインテグレーションの次のコネクションに渡します。
そのため、GET リクエストによってトリガーされるシンプルなインテグレーションや、データを取得せずにデータを更新するインテグレーションを定義できます。同様に、POST リクエストによってトリガーされるインテグレーションや、データを更新せずにデータを取得するインテグレーションを定義することもできます。
インテグレーションの Activity タブでは、Webhook ステップのステータスは毎回 Success になります。この Success ステータスは、Fuse Online} Webhook と、それを呼び出す HTTP クライアントとの間の通信の状態を示します。この Success ステータスは、インテグレーションが正常に渡されたことや、ステップにエラーがないことを示すわけではありません。HTTP リクエストによって生成されたエラーは、インテグレーションの Activity ログには記録されません。
Webhook を設定する場合、Include error message in the return body オプションはデフォルトでチェックされます。このオプションにチェックマークを入れると、HTTP リクエストによって生成されたエラーが Webhook 応答に含まれているかどうかを確認するため、エラーを生成して応答ヘッダーをチェックするテストリクエストを送信します。インテグレーション Pod のログで INFO メッセージを確認することもできます。以下のコマンドを使用してインテグレーションの Pod ログを表示します。example-integration-pod は Pod の名前になります。
oc logs -f pod/example-integration-pod
oc logs -f pod/example-integration-pod