第2章 OpenJDK のインストール
ここでは、Microsoft Windows および Red Hat Enterprise Linux (RHEL) に OpenJDK をインストールする方法を説明します。
2.1. Windows での OpenJDK のインストール
MSI ベースのインストーラーを使用して OpenJDK 1.8.0 を Windows にインストールする方法を説明します。
手順
- Red Hat Developer Portal から MSI ベースのインストーラーをダウンロードします。
- インストーラーを実行し、画面のインストール手順にしたがいます。
- 「Working with Java Runtime Environments」の手順にしたがって、CodeReady Studio が OpenJDK を使用するように設定します。
2.1.1. その他のリソース
- OpenJDK 11 のインストール方法は、『OpenJDK 11 for Windows Getting Started Guide』を参照してください。
2.2. RHEL での OpenJDK のインストール
RHEL に OpenJDK 1.8.0 および OpenJDK 11 をインストールする方法を説明します。
前提条件
-
Root
アクセス。 サブスクリプションがアタッチされた登録済みのシステム。
詳細は『システム登録およびサブスクリプション管理』を参照してください。
2.2.1. RHEL での OpenJDK 1.8.0 のインストール
RHEL に OpenJDK 1.8.0 をインストールする方法を説明します。
手順
OpenJDK RPM をインストールするには、以下のコマンドを実行します。
# yum install java-1.8.0-openjdk-devel
任意で、java-1.8.0-openjdk-src および java-1.8.0-openjdk-demo パッケージをインストールできます。Java-1.8.0-openjdk-src パッケージには、IDE インデクサーおよびデバッガーと使用できる OpenJDK 8 クラスライブラリーのソースコードがすべて含まれています。java-1.8.0-openjdk-demo パッケージには、OpenJDK の Java ランタイム (デモおよび例) が含まれます。
java-1.8.0-openjdk-demo および java-1.8.0-openjdk-src をインストールするには、以下を実行します。
# yum install java-1.8.0-openjdk-src java-1.8.0-openjdk-demo
2.2.2. RHEL での OpenJDK 11 のインストール
RHEL に OpenJDK 11 をインストールする方法を説明します。
手順
OpenJDK RPM をインストールするには、以下のコマンドを実行します。
# yum install java-11-openjdk-devel
任意で、java-11-openjdk-src および java-11-openjdk-demo パッケージをインストールできます。Java-11-openjdk-src パッケージには、IDE インデクサーおよびデバッガーと使用できる OpenJDK 8 クラスライブラリーのソースコードがすべて含まれています。java-11-openjdk-demo パッケージには、OpenJDK の Java ランタイム (デモおよび例) が含まれます。
java-11-openjdk-demo および java-11-openjdk-src をインストールするには、以下を実行します。
# yum install java-11-openjdk-src java-11-openjdk-demo
トラブルシューティング
OpenShift 4.4.0 クラスターにログインできない場合は、SSL プロトコルを default に設定して JDK 8 を使用するか、SSL プロトコルとして TLSv1.2 を使用するように Java を設定します。
TLSv1.2 を使用するよう Java を設定するには、以下を実行します。
$ java -Djdk.tls.client.protocols=TLSv1.2 MyApplication.jar
MyApplication はアプリケーションの名前に置き換えます。
2.2.3. その他のリソース
- RHEL8 に並行してインストールされた 2 つの OpenJDK メジャーバージョンのインストール方法、実行方法、切り替え方法は、「How to install Java 8 and 11 on Red Hat Enterprise Linux 8」を参照してください。