5.3. Apache Camel ルートのデプロイ
概要
基本的な Camelcamel プロキシーデモんストレーションの MavenPOM ファイルは、OSGi バンドルを生成するようにすでに設定されています。そのため、Maven を使用してデモンストレーションをビルドした後、Apache Camel ルートと RealWebServicesBean
Bean が含まれるデモンストレーションバンドルを OSGi コンテナーにデプロイする準備が整います。
前提条件
Apache Camel ルートを OSGi コンテナーにデプロイする前に、前のセクション (「Web サービスプロキシーのセキュリティー保護」) で説明したように、SSL/TLS セキュリティーを使用するようにプロキシー Web サービスを設定する必要があります。
Camel ルートを展開する手順
Web サービスプロキシーのデモンストレーションを OSGi コンテナーにデプロイするには、以下の手順を実行します。
デモンストレーションのビルド
Maven を使用して、デモンストレーションを OSGi バンドルとしてビルドおよびインストールします。コマンドプロンプトを開き、現在のディレクトリーを CamelInstallDir/examples/camel-example-cxf-proxy
に切り替え、以下のコマンドを入力します。
mvn install -Dmaven.test.skip=true
OSGi コンテナーの起動
まだ行っていない場合は、新しいコマンドプロンプトで次のコマンドを入力して、Karaf コンソール (およびコンテナーインスタンス) を起動します。
./fuse
必要な機能のインストール
Camel/CXF コンポーネントに必要なバンドルを定義する camel-cxf
機能は、デフォルトではインストールされません。camel-cxf
機能をインストールするには、以下のコンソールコマンドを入力します。
JBossFuse:karaf@root> features:install camel-cxf
また、Camel/HTTP コンポーネントに必要なバンドルを定義する camel-http
機能も必要です。camel-http
機能をインストールするには、以下のコンソールコマンドを入力します。
JBossFuse:karaf@root> features:install camel-http
バンドルのデプロイ
以下のコンソールコマンドを入力して camel-example-cxf-proxy
バンドルをデプロイします。
JBossFuse:karaf@root> install -s mvn:org.apache.camel/camel-example-cxf-proxy/2.23.2.fuse-790054-redhat-00001
この場合、コンソール画面でバンドル出力を確認できるように、ホットデプロイではなく、install
を使用してバンドルを直接デプロイすることが推奨されます。
mvn
URL ハンドラーの使用に問題がある場合は、設定方法の詳細を olink: esbosguide/urlHandlers-Maven で確認してください。
コンソール出力の確認
バンドルが正常にデプロイされると、コンソールウィンドウに次のような出力が表示されます。
JBossFuse:karaf@root> Starting real web service... Started real web service at: http://localhost:9081/real-webservice