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7.4. 環境変数またはシステムプロパティーを使用した Maven ミラーの設定

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アプリケーションの実行時に、Red Hat Maven リポジトリーにあるアーティファクトにアクセスする必要があります。このリポジトリーは、Maven の settings.xml ファイルに追加されます。Maven は以下の場所で settings.xml を探します。

  • 指定の URL を検索します。
  • 見つからない場合は ${user.home}/.m2/settings.xml を検索します。
  • 見つからない場合は ${maven.home}/conf/settings.xml を検索します。
  • 見つからない場合は ${M2_HOME}/conf/settings.xml を検索します。
  • どの場所にも見つからない場合は、空の org.apache.maven.settings.Settings インスタンスが作成されます。

7.4.1. Maven ミラー

Maven では、一連のリモートリポジトリーを使用して、ローカルリポジトリーで現在利用できないアーティファクトにアクセスします。ほとんどの場合、リポジトリーのリストには Maven Central リポジトリーが含まれますが、Red Hat Fuse では Maven Red Hat リポジトリーも含まれます。リモートリポジトリーへのアクセスが不可能な場合や許可されない場合は、Maven ミラーのメカニズムを使用できます。ミラーは、特定のリポジトリー URL を異なるリポジトリー URL に置き換えるため、リモートアーティファクトの検索時にすべての HTTP トラフィックを単一の URL に転送できます。

7.4.2. Maven ミラーの settings.xml への追加

Maven ミラーを設定するには、以下のセクションを Maven の settings.xml に追加します。

<mirror>
      <id>all</id>
      <mirrorOf>*</mirrorOf>
      <url>http://host:port/path</url>
</mirror>

settings.xml ファイルに上記のセクションがない場合は、ミラーが使用されません。XML 設定を提供せずにグローバルミラーを指定するには、システムプロパティーまたは環境変数を使用します。

7.4.3. 環境変数またはシステムプロパティーを使用した Maven ミラーの設定

環境変数またはシステムプロパティーのいずれかを使用して Maven ミラーを設定するには、以下を追加します。

  • 環境変数 MAVEN_MIRROR_URLbin/setenv ファイルに追加します。
  • システムプロパティー mavenMirrorUrletc/system.properties ファイルに追加します。

7.4.4. Maven オプションを使用した Maven ミラー URL の指定

環境変数またはシステムプロパティーによって指定された Maven ミラー URL ではなく、別の Maven ミラー URL を使用するには、アプリケーションの実行時に以下の Maven オプションを使用します。

  • -DmavenMirrorUrl=mirrorId::mirrorUrl

    たとえば、-DmavenMirrorUrl=my-mirror::http://mirror.net/repository となります。

  • -DmavenMirrorUrl=mirrorUrl

    たとえば、-DmavenMirrorUrl=http://mirror.net/repository となります。この例では、<mirror> の <id> は mirror になります。

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