1.2. インストールスクリプト (OCP 3.11) を使用した Fuse Online のアップグレード


OCP 4.x の場合、インストールスクリプトを使用して Fuse Online 7.8 をインストールした場合は、OperatorHub を使用して Fuse Online をアップグレードするの説明に従って、OperatorHub を使用して バージョン 7.9 にアップグレードします。

OCP 3.11 の場合、以下のアップグレードにおけるインストールスクリプトの手順は同じになります。

  • Fuse Online 7.8 から Fuse Online 7.9 へ
  • Fuse Online 7.9 バージョンから新しい Fuse Online 7.9 バージョンへ

前提条件

  • オンサイトの OCP 3.11 に Fuse Online バージョン 7.8 をインストールして実行している か、 OCP 3.11 に Fuse Online バージョン 7.9 をインストールして実行しており、新しいアプリケーションイメージにアップグレードしたいと考えています。

    以前のバージョンの場合は以下が必要になります。

    • OCP で Fuse Online バージョン 7.7 を実行している場合は、7.8 にアップグレード してから 7.9 にアップグレードする必要があります。
    • OCP で Fuse Online バージョン 7.6 を実行している場合は、7.7 にアップグレード してから 7.8 にアップグレードする必要があります。
    • OCP で Fuse Online バージョン 7.5 を実行している場合は、7.6 にアップグレード してから 7.7 にアップグレードする必要があります。
    • OCP で Fuse Online バージョン 7.4 を実行している場合は、7.5 にアップグレード してから 7.6 にアップグレードする必要があります。
    • OCP で Fuse Online バージョン 7.3 を実行している場合は、7.4 にアップグレード してから 7.5 にアップグレードする必要があります。
    • OCP で Fuse Online バージョン 7.2 を実行している場合は、7.3 にアップグレード する必要があります。
    • OCP で Fuse Online バージョン 7.1 を実行している場合は、7.2 にアップグレード する必要があります。
  • oc クライアントツールをインストール済みであり、Fuse Online がインストールされている OCP クラスターに接続されている。
  • クラスター管理者権限が必要です。この手順の最初の 2 つのステップで必要になります。

手順

  1. Docker 制限エラーが発生する可能性を回避するために、クラスター管理者は アップグレード前に Docker イメージにアクセスする の説明に従って Docker イメージへのアクセスを設定します。
  2. クラスター管理者は、Fuse Online パッケージをダウンロードしてして、特定のプロジェクトでユーザーに対して Fuse Online のアップグレード権限を割り当てる必要があります。

    1. 以下の場所から Fuse Online インストールスクリプトが含まれるパッケージをダウンロードします。

      https://github.com/syndesisio/fuse-online-install/releases/tag/1.12

      ファイルシステムの任意の場所で、ダウンロードしたアーカイブをデプロイメントします。fuse-online-install-1.12 ディレクトリーには、Fuse Online をアップグレードするためのスクリプトとサポートファイルが含まれています。

    2. デプロイメントしたアーカイブが含まれるディレクトリーに移動します。以下に例を示します。

      cd fuse-online-install-1.12

    3. 以下のように、クラスター管理者アカウントで OpenShift にログインします。

      oc login -u admin -p admin

    4. Fuse Online をアップグレードする必要のある OpenShift プロジェクトに切り替えます。

      oc project fuse-online-project

    5. Fuse Online のカスタムリソース定義を更新します。

      bash install_ocp.sh --setup

    6. そのプロジェクト内だけで、Fuse Online のアップグレード権限を割り当てます。たとえば、以下のコマンドは、developer ユーザーに、Fuse Online のアップグレード権限を割り当てます。クラスター管理者がこのコマンドを実行した後に、developer ユーザーは対象のプロジェクトでのみ (fuse-online-project) Fuse Online をアップグレードできます。

      bash install_ocp.sh --grant developer

  3. Fuse Online のアップグレード権限を割り当てられたユーザーは、アプリケーションを実行できます。

    1. 以下のように、OpenShift にログインします。

      oc login -u developer

    2. 以下のように、Fuse Online をアップグレードするプロジェクトに切り替えます。

      oc project fuse-online-project

    3. アップグレードするバージョンを確認するには、以下のように --version オプションを指定して更新スクリプトを実行します。

      bash update_ocp.sh --version

    4. 以下のような更新スクリプトを実行します。

      bash update_ocp.sh

      このスクリプトの詳細を確認するには、$ bash update_ocp.sh --help を実行します。

      インフラストラクチャーのアップグレード中およびアップグレード後も、既存のインテグレーションは引き続き Fuse Online ライブラリーおよび依存関係の古いバージョンで実行されます。

  4. 次のように稼働中の Fuse Online インテグレーションをアップグレードします。

    1. Fuse Online で、アップグレードするインテグレーションを選択します。
    2. Edit を選択します。
    3. Publish を選択してインテグレーションを再パブリッシュします。

    インテグレーションの再パブリッシュを行うと、最新の Fuse Online 依存関係を使用して再ビルドが強制されます。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.