5.10. 災害からの復旧

正常なシャットダウン後のフェイルオーバー

1. プライマリーイメージを使用するクライアントをすべて停止します。この手順は、イメージを使用しているクライアントによって異なります。

2. 通常のユーザーとして、Ceph クライアントノードで、ローカルストレージクラスターにあるプライマリーイメージをデモートします。

   rbd mirror image demote $POOL_NAME/$IMAGE_NAME --cluster=$STORAGE_CLUSTER_NAME

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   例

   [user@rbd-client ~]$ rbd mirror image demote data/image1 --cluster=local

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3. 通常のユーザーとして、Ceph クライアントノードで、リモートストレージクラスターにある非プライマリーイメージをプロモートします。

   rbd mirror image promote $POOL_NAME/$IMAGE_NAME --cluster=$STORAGE_CLUSTER_NAME

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   例

   [user@rbd-client ~]$ rbd mirror image promote data/image1 --cluster=remote

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4. ピアイメージへのアクセスを再開します。この手順は、イメージを使用しているクライアントによって異なります。

正常にシャットダウンされなかった場合のフェイルオーバー

1. プライマリーストレージクラスターが停止していることを確認します。
2. プライマリーイメージを使用するクライアントをすべて停止します。この手順は、イメージを使用しているクライアントによって異なります。

3. 通常のユーザーとして、Ceph クライアントノードで、リモートストレージクラスターにある非プライマリーイメージをプロモートします。ローカルストレージクラスターにデモートが伝播されないので、--force オプションを使用します。

   rbd mirror image promote --force $POOL_NAME/$IMAGE_NAME --cluster=$STORAGE_CLUSTER_NAME

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   例

   $ rbd mirror image promote --force data/image1 --cluster=remote

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4. ピアイメージへのアクセスを再開します。この手順は、イメージを使用しているクライアントによって異なります。

プライマリーストレージクラスターへのフェイルバック

1. プライマリーストレージクラスターが使用可能であることを確認します。

2. 通常のユーザーとして、Ceph クライアントノードで正常にシャットダウンされなかった場合は、ローカルストレージクラスターにあるプライマリーイメージを降格します。

   rbd mirror image demote $POOL_NAME/$IMAGE_NAME --cluster=$STORAGE_CLUSTER_NAME

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   例

   [user@rbd-client ~]$ rbd mirror image demote data/image1 --cluster=local

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3. 正常にシャットダウンされなかった場合に のみ、イメージをもう一度同期します。通常のユーザーとして、Ceph クライアントノードでイメージを再同期します。

   rbd mirror image resync $POOL_NAME/$IMAGE_NAME --cluster=$STORAGE_CLUSTER_NAME

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   例

   [user@rbd-client ~]$ rbd mirror image resync data/image1 --cluster=local

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4. 再同期が完了し、up+replaying 状態になっていることを確認します。通常のユーザーとして、Ceph クライアントノードで、イメージの再同期ステータスを確認します。

   rbd mirror image status $POOL_NAME/$IMAGE_NAME --cluster=$STORAGE_CLUSTER_NAME

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   例

   [user@rbd-client ~]$ rbd mirror image status data/image1 --cluster=local

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5. 通常のユーザーとして、Ceph クライアントノードで、リモートストレージクラスターにあるセカンダリーイメージを降格します。

   rbd mirror image demote $POOL_NAME/$IMAGE_NAME --cluster=$STORAGE_CLUSTER_NAME

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   例

   [user@rbd-client ~]$ rbd mirror image demote data/image1 --cluster=remote

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6. 通常のユーザーとして、Ceph クライアントノードで、ローカルストレージクラスターにある以前のプライマリーイメージをプロモートします。

   rbd mirror image promote $POOL_NAME/$IMAGE_NAME --cluster=$STORAGE_CLUSTER_NAME

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   例

   $ rbd mirror image promote data/image1 --cluster=local

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