第5章 主なバグ修正
このセクションでは、Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Cloud のこのリリースで修正された、ユーザーに大きな影響を与えるバグについて説明します。さらに、以前のバージョンから修正された既知の問題に関する説明も含まれています。
subscription-manager
が ceph-osd
パッケージがまだインストールされていると誤って報告する
以前のリリースでは、オーバークラウドノードから ceph-osd
パッケージを削除する際に対応する Ceph のプロダクトキーが削除されませんでした。したがって、subscription-manager
は、ceph-osd
パッケージがまだインストールされていると誤って報告します。今回のリリースでは、ceph-osd
パッケージの削除を処理するスクリプトにより、対応する Ceph のプロダクトキーも削除されるようになりました。ceph-osd
パッケージとプロダクトキーを削除するスクリプトは、オーバークラウドの更新中にのみ実行されます。その結果、subscription-manager list
は Ceph OSD がインストールされているという報告をしなくなりました。
(BZ#1500594)
ceph-disk
ユニットファイルを更新
以前は、コンテナー化された Ceph への移行により、いくつかの ceph-disk ユニットファイルが残りました。ファイルは無害でしたが、失敗しているように見え、オペレーターを悩ませた可能性があります。今回の更新で、switch-from-non-containerized-to-containerized-ceph-daemons.ymlPlaybook を実行すると、ceph-disk ユニットファイルも無効になります。