2.2. Red Hat Hybrid Cloud Console のユーザーアクセス設定
アカウントのどのユーザーも、Insights for Red Hat Enterprise Linux のほとんどのデータにアクセスできます。
2.2.1. 定義済みのユーザーアクセスグループとロール
グループとロールを管理しやすくするために、Red Hat は 2 つの定義済みグループと一連の定義済みロールを提供しています。
2.2.1.1. 定義済みグループ
Default access group には、組織内のすべてのユーザーが含まれます。このグループには、多くの定義済みロールが割り当てられています。Red Hat によって自動的に更新されます。
組織管理者が Default access グループに変更を加えると、名前が Custom default access グループに変更され、Red Hat による更新の対象外となります。
Default admin access グループには、組織管理者権限を持つユーザーのみが含まれます。このグループは自動的に維持され、このグループ内のユーザーとロールは変更できません。
2.2.2. マルウェア検出サービスの User Access ロール
Red Hat Hybrid Cloud Console の次の事前定義済みロールを使用すると、Insights for Red Hat Enterprise Linux のマルウェア検出機能にアクセスできます。
マルウェア検出サービスユーザーには "default-group" ロールがありません。マルウェア検出サービスのデータの表示や設定の制御を実行できるようにするには、次のいずれかのロールを持つ User Access グループのメンバーである必要があります。
User Access ロール | 権限 |
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Malware detection viewer |
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Malware detection administrator |
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