第3章 Kafka Connect ベースイメージからのコンテナーイメージの作成


Kafka Connect S2I を使用する代わりに、Docker を使用して独自の CDC イメージを構築する方法があります。Red Hat Container Catalog の Kafka コンテナーイメージを、追加のコネクタープラグインで独自のカスタムイメージを作成するためのベースイメージとして使用できます。

以下の手順では、カスタムイメージを作成し、/opt/kafka/plugins ディレクトリーに追加する方法を説明します。起動時に、Debezium バージョンの Kafka Connect は /opt/kafka/plugins ディレクトリーに含まれるサードパーティーのコネクタープラグインをロードします。

前提条件

  • AMQ Streams Cluster Operator がデプロイされている必要があります。

手順

  1. registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-24:1.4.0 をベースイメージとして使用して、新規の Dockerfile を作成します

    FROM registry.redhat.io/amq7/amq-streams-kafka-24:1.4.0
    USER root:root
    COPY ./my-plugins/ /opt/kafka/plugins/
    USER 1001
  2. コンテナーイメージをビルドします。

    docker build -t my-new-container-image:latest
  3. カスタムイメージをコンテナーレジストリーにプッシュします。

    docker push my-new-container-image:latest
  4. 新しいコンテナーイメージを示します。

    以下のいずれかを行います。

    • KafkaConnect カスタムリソースの KafkaConnect.spec.image プロパティーを編集します。

      このプロパティーが設定されていると、クラスターオペレータの STRIMZI_DEFAULT_KAFKA_CONNECT_IMAGE 変数がオーバーライドされます。

      apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta1
      kind: KafkaConnect
      metadata:
        name: my-connect-cluster
      spec:
        #...
        image: my-new-container-image

      または

    • install/cluster-operator/050-Deployment-strimzi-cluster-operator.yaml ファイルの STRIMZI_DEFAULT_KAFKA_CONNECT_IMAGE 変数を編集し、新しいコンテナーイメージを示すようにした後、Cluster Operator を再インストールします。このファイルを編集する場合は、これを OpenShift クラスターに適用する必要があります。

関連情報

  • KafkaConnect.spec.image property および STRIMZI_DEFAULT_KAFKA_CONNECT_IMAGE 変数の詳細は、Using AMQ Streams on OpenShift を参照してください。
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