第1章 Debezium の概要
Red Hat Debezium は、データベース操作をキャプチャーし、行レベル操作のデータ変更イベントレコードを作成して、Kafka トピックに変更イベントレコードをストリーミングする分散型プラットフォームです。Red Hat Debezium は Apache Karaf に構築され、AMQ Streams とデプロイおよび統合されます。
Debezium によって、データベーステーブルの行レベルの変更がキャプチャーされ、対応する変更イベントが AMQ Streams に渡されます。アプリケーションはこれらの 変更イベントストリーム を読み取りでき、発生順に変更イベントにアクセスできます。
Debezium には、以下を含む複数の用途があります。
- データレプリケーション
- キャッシュの更新およびインデックスの検索
- モノリシックアプリケーションの簡素化
- データ統合
- ストリーミングクエリーの有効化
Debezium は、以下の共通データベースのコネクター (Kafka Connect をベースとする) を提供します。
- MySQL
- PostgreSQL
- SQL Server
- MongoDB
Db2
重要Debezium Db2 コネクターはテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビューの機能は、Red Hat の実稼働環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではないことがあるため、Red Hat はテクノロジープレビュー機能を実稼働環境に実装することは推奨しません。テクノロジープレビューの機能は、最新の技術をいち早く提供して、開発段階で機能のテストやフィードバックの収集を可能にするために提供されます。サポート範囲の詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
Debezium は、Red Hat Debezium のアップストリームコミュニティープロジェクトです。