第1章 Red Hat Integration Operator のインストール
Red Hat Integration は、ハイブリッド環境およびマルチクラウド環境全体でコンテナーベースの統合サービスを作成、拡張、デプロイするための包括的な統合およびイベント処理技術です。Red Hat Integration は、デジタル環境のアプリケーションとシステム間でデータを接続および共有するために組織が使用できる、アジャイルで API 中心の分散ソリューションを提供します。
Red Hat Integration Operator を使用すると、Red Hat Integration コンポーネントを管理する Operator を選択およびインストールできます。
1.1. OLM を使用した Red Hat Integration Operator のインストール
Operator Lifecycle Manager (OLM) を使用して、OpenShift Container Platform (OCP) クラスターに Red Hat Integration Operator をインストールします。この際に、OCP コンソールの OperatorHub を使用します。
ネットワークが制限された環境や接続されていないクラスター上で OCP を使用する場合、OLM では OperatorHub を使用できなくなります。Operator の ネットワークが制限された環境での Operator Lifecycle Manager の使用 に記載されている手順にしたがって、OLM を設定および使用してください。
前提条件
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cluster-admin
パーミッションを持つアカウントを使用して OpenShift Container Platform クラスター (4.6 以上) にアクセスできること。cluster-admin
(または同等) のスーパーユーザーパーミッションを持つユーザーは、プロジェクトですべてのアクションを実行できます。
手順
- OpenShift Container Platform コンソールで、管理者権限を持つアカウントを使用してログインします。
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に移動します。 - Red Hat Integration Operator を選択します。
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Operator の詳細を確認し、
Red Hat
です。 をクリックします。プロバイダータイプは Install Operator ページで、デフォルトの設定をすべて受け入れ、 をクリックします。
注記デフォルトは、Operator をクラスター全体で利用可能にしますが、必要な場合は特定の namespace にデプロイできます。
integration-operator の詳細ページが表示されるので、Subscription Overview を確認します。
- イメージがダウンロードされ、インストールの状態が使用可能として表示されたら、 をクリックします。
ClusterServiceVersion (CSV) の詳細の状態が、対象の namespace またはすべての namespace に対して Succeeded と表示されていることを確認します。
Red Hat Integration Operator で、Red Hat Integration コンポーネントの Operator をインストールする準備ができました。