1.4. スターター設定


明確でアクセスしやすい設定は、アプリケーションの重要な部分です。Camel スターター は、Spring Boot の 外部設定 メカニズムを完全にサポートします。より複雑なユースケースでは、Spring Bean を介してそれらを設定することもできます。

1.4.1. 外部設定の使用

内部的には、すべての スターター は Spring Boot の ConfigurationProperties を介して設定されます。各設定パラメーターは、さまざまな 方法 で設定できます (application.[properties|json|yaml] ファイル、コマンドライン引数、環境変数など)。パラメーターの形式は camel.[component|language|dataformat].[name].[parameter] です。

たとえば、MQTT5 ブローカーの URL を設定するには、次のように設定できます。

camel.component.paho-mqtt5.broker-url=tcp://localhost:61616
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また、CSV データフォーマットの delimeter をセミコロン (;) にするように設定することも可能です。

camel.dataformat.csv.delimiter=;
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Camel は、プロパティーを目的のタイプに設定するときに、タイプコンバーター メカニズムを使用します。

#bean:name を使用して、レジストリー内の Bean を参照できます。

camel.component.jms.transactionManager=#bean:myjtaTransactionManager
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通常、Bean は Java で作成されます。

@Bean("myjtaTransactionManager")
public JmsTransactionManager myjtaTransactionManager(PooledConnectionFactory pool) {
    JmsTransactionManager manager = new JmsTransactionManager(pool);
    manager.setDefaultTimeout(45);
    return manager;
}
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Bean は 設定ファイル で作成することもできますが、これは複雑なユースケースにはお勧めできません。

1.4.2. Bean の使用

スターターは、Spring Beans を介して作成および設定することもできます。スターターを作成する前に、既に存在する場合、Camel は最初にその名前でレジストリーを検索します。たとえば、Kafka コンポーネントを設定するには、次のようにします。

@Bean("kafka")
public KafkaComponent kafka(KafkaConfiguration kafkaconfiguration){
    return ComponentsBuilderFactory.kafka()
                        .brokers("{{kafka.host}}:{{kafka.port}}")
                        .build();
}
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Bean 名は、設定しているコンポーネント、データ形式、または言語の名前と同じでなければなりません。Bean 名がアノテーションで指定されていない場合は、メソッド名に設定されます。

典型的な Camel Spring Boot プロジェクトは、外部設定と Bean の組み合わせを使用してアプリケーションを設定します。Camel Spring Boot プロジェクトを設定する方法のその他の例については、サンプル リポジトリー を参照してください。

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