第2章 Fuse 7 から Camel Extensions for Quarkus (CEQ) への Camel ルートの移行


注記

Java DSL、XML IO DSL、または YAML を使用して、CEQ アプリケーションで Camel ルートを定義できます。

2.1. Java DSL ルート移行の例

既存のルート定義を CEQ アプリケーションに直接コピーし、必要な依存関係を CEQ pom.xml ファイルに追加することで、Java DSL ルート定義を Fuse アプリケーションから CEQ に移行できます。

この例では、Java DSL ルートを CEQ アプリケーションの Routes.java という名前のファイルにコピーすることにより、コンテンツベースのルート定義を Fuse 7 アプリケーションから新しい CEQ アプリケーションに移行します。

手順

  1. Web サイト code.quarkus.redhat.com を使用して、この例に必要なエクステンションを選択します。

    • camel-quarkus-file
    • camel-quarkus-xpath
  2. 直前の手順で生成されたプロジェクトファイルの展開先ディレクトリーに移動します。

    $ cd <directory_name>
  3. src/main/java/org/acme/ サブフォルダーに Routes.java という名前のファイルを作成します。
  4. 次の例のように、Fuse アプリケーションから Routes.java にルート定義を追加します。

    package org.acme;
    
    import org.apache.camel.builder.RouteBuilder;
    
    public class Routes extends RouteBuilder {
    	// Add your Java DSL route definition here
        public void configure() {
    	    from("file:work/cbr/input")
                .log("Receiving order ${file:name}")
                .choice()
                    .when().xpath("//order/customer/country[text() = 'UK']")
                        .log("Sending order ${file:name} to the UK")
                        .to("file:work/cbr/output/uk")
                    .when().xpath("//order/customer/country[text() = 'US']")
                        .log("Sending order ${file:name} to the US")
                        .to("file:work/cbr/output/uk")
                    .otherwise()
                        .log("Sending order ${file:name} to another country")
                        .to("file:work/cbr/output/others");
        }
    
    }
  5. CEQ アプリケーションをコンパイルします。

    mvn clean compile quarkus:dev
注記

このコマンドでは、プロジェクトのコンパイル、アプリケーションの起動、Quarkus ツールでのワークスペースの変更監視などを行います。プロジェクトの変更は自動的に実行中のアプリケーションに適用されます。

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