第3章 設定


3.1. 環境変数の設定

アプリケーションをデプロイする前に、Oracle WebLogic Server の特定の環境変数を設定する必要があります。

JVM のメモリーサイズ

デフォルトの JVM メモリーサイズの場合、WebLogic Server は Business Central のデプロイ時にフリーズするか、またはエラーが発生します。メモリーサイズを拡大するには、以下の環境変数を設定します。

USER_MEM_ARGS=-Xms512m -Xmx1024m -XX:MaxPermSize=512m

JVM カスタムプロパティー

以下のカスタムプロパティーには、WebLogic Server での設定が必要です。

Business Central および Realtime Decision Server に必要なプロパティー

  • org.kie.executor.jms.cf: ジョブ実行プログラム要求でメッセージを送信するための接続ファクトリーの JNDI 名。
  • org.kie.executor.jms.queue: ジョブ実行プログラム要求でメッセージを送信するための宛先 (キュー) の JNDI 名。

Business Central に必要なプロパティー

  • org.jbpm.designer.perspective=ruleflow: デザイナーのデフォルトパースペクティブを Full ではなく RuleFlow に変更します。
  • org.uberfire.start.method: Uberfire の起動可能な Beans を定義します。ejb (Enterprise Java Beans) に設定されます。
  • org.uberfire.domain: 使用する Uberfire のドメインを設定します。OracleDefaultLoginConfiguration に設定されます。
  • com.sun.jersey.server.impl.cdi.lookupExtensionInBeanManager: BeanManager を使用して拡張を検索します。これにより、複数インスタンスでの競合を避けることができます。true に設定されます。

Realtime Decision Server に必要なプロパティー

  • kie.server.jms.queues.response: Realtime Decision Server の応答キューの JNDI 名。jms/KIE.SERVER.RESPONSE に設定されます。
  • org.kie.server.domain: JMS を使用する際にユーザーの認証に使う JAAS JAAS LoginContext ドメイン。OracleDefaultLoginConfiguration に設定されます。
  • org.jbpm.server.ext.disabled: Set to true to disable BPM support (for example, processes support).
  • org.jbpm.ui.server.ext.disabled: Set to true to disable the Intelligent Process Server UI extension..

利用可能な Realtime Decision Server システムプロパティーの詳細な一覧については、Red Hat JBoss BRMS の『User Guide』の「Realtime Decision Server」の章を参照してください。

単一環境変数で以下のカスタムプロパティーを設定します。

JAVA_OPTIONS="-Dkie.server.jms.queues.response=jms/KIE.SERVER.RESPONSE
 -Dorg.jbpm.designer.perspective=ruleflow
 -Dorg.uberfire.start.method=ejb
 -Dorg.uberfire.domain=OracleDefaultLoginConfiguration
 -Dorg.kie.executor.jms.cf=jms/cf/KIE.EXECUTOR
 -Dorg.kie.executor.jms.queue=jms/KIE.EXECUTOR
 -Dcom.sun.jersey.server.impl.cdi.lookupExtensionInBeanManager=true
 -Dorg.jbpm.server.ext.disabled=true
 -Dorg.jbpm.ui.server.ext.disabled=true"

3.2. セキュリティーの設定

Business Central アプリケーションを機能させるには、Oracle WebLogic Server でいくつかのセキュリティー設定を行う必要があります。以下の設定は、WebLogic サーバーが提供するコンテナーで管理される認証メカニズムを有効にします。

  1. WebLogic 管理コンソールで、Security Realms をクリックします。
  2. 必要なセキュリティーレルムを選択するか、または New をクリックして新規のセキュリティーレルムを作成します。
  3. Users and Groups Groups に移動し、セキュリティーレルムのグループ一覧に移動します。
  4. New をクリックして新規グループを作成します。以下の 3 つの新規グループを作成します: adminanalyst、および kie-server。また、API を使用する場合は REST API グループを作成します。API ロールについての詳細は、『Red Hat JBoss BPM Suite Development Guide』の「REST API」セクションを参照してください。
  5. Users タブをクリックし、New をクリックして新規ユーザーを作成します。この新規ユーザーの名前 (例: business-central-admin) およびパスワードを指定します。OK をクリックして保存します。

    重要

    既知のロールやグループと選択したユーザー名が 競合しない ようにしてください。

    たとえば、admin と呼ばれるロールがある場合に、admin という名前のユーザーを作成 することはできません

  6. 新規に作成されたユーザーをクリックしてから Groups タブをクリックします。選択ツールを使用して、admin グループを Available フィールドから Chosen フィールドに移動します。Save をクリックして保存します。
注記

このユーザーは、先に作成したグループのいずれにも割り当てることができます。実際の実稼働システムでは、ビジネスロールに連動するように個別のグループに個別のユーザーを作成することが予想されます。管理者グループはこれらすべてを包含するグループであるため、この設定の目的で使用することができます。

3.3. データソースの作成

Business Central アプリケーションにはデータソースが必要であり、データソースは実際の WAR ファイルのデプロイメント前に作成しておく必要があります。つまり、データソースの接続先の基礎となるデータベースにアクセスできる状態でなければなりません。使用する基礎となるデータベースの種類を問わず、データソースの準備ができていることを確認してください。

  1. Services Data Sources に移動します。JDBC データソースの一覧が表示されます。
  2. New Generic Data Source をクリックし、新規データソースの作成を開始します。
  3. データソースに以下の詳細を指定します。

    • Name: データソースの名前を入力します。
    • JNDI Name: jdbc/jbpm に設定します。
    • Database Type: MySQL に設定します。

      注記

      Business Central WAR アーカイブで WEB-INF/classes/META-INF/persistence.xml を編集し、データベースの他のタイプを選択することができます。優先するデータベースについて hibernate.dialect プロパティーを編集します。

      たとえば、Oracle 12c に切り換えるには、hibernate.dialect を以下に編集します。

      <property name="hibernate.dialect" value="org.hibernate.dialect.Oracle10gDialect" />

    Next をクリックして次の設定画面に進みます。

  4. ドロップダウンメニューからデータベースドライバーを選択します。Next をクリックして次の設定画面に進みます。
  5. Transaction Options をデフォルトのままにし、Next をクリックして次の設定画面に進みます。
  6. データソースに以下の Connection Properties を指定します。

    • Database Name: データソースに使用するデータベースの名前。
    • Host Name: データベースが含まれるシステムのホスト名または IP アドレス。
    • Port: データベースに接続するために使用されるポート。異なるポートを使用するようにデータベースを設定していない場合は、このフィールドに指定されるデフォルトポートを使用します。
    • Database User Name: データベースと対話するデータベースユーザー。選択したユーザーが選択されたデータベースにアクセスし、これに書き込むために必要なパーミッションを持っていることを確認します。
    • Password: 選択したデータベースユーザーのパスワード。

    Next をクリックして次の設定画面に進みます。

  7. Test Database Connection ページでは、データベース接続をテストし、確認することができます。Test Configuration をクリックすると、ページが有効な接続メッセージで更新されます。Finish をクリックして、データソース設定を完了します。
  8. 新規データソースの名前をクリックし、Targets タブに移動します。Business Central デプロイメントをホストするために選択したサーバーのチェックボックスをクリックします。Save をクリックして選択を保存します。

3.4. Java Message Service (JMS) の設定

Oracle WebLogic Server は、Red Hat JBoss BRMS Realtime Decision Server 経由で JMS メッセージの送受信をするように設定される必要があります。これには JMS サーバーが必要です。以下の手順に従って JMS サーバーを作成します。

  1. Services Messaging JMS Servers に移動します。
  2. New をクリックし、新規 JMS サーバーの作成を開始します。
  3. JMS サーバーの名前を指定します。Next をクリックして次の設定画面に進みます。
  4. Business Central デプロイメントに選択された Target サーバーを選択します。Finish をクリックして JMS サーバーの作成を完了します。

JMS モジュールの作成

JMS モジュールは、接続ファクトリーやキューなどの JMS リソースを保存します。以下の手順を使用して新規の JMS モジュールを作成します。

  1. Services Messaging JMS Modules に移動します。
  2. New をクリックし、新規モジュールの作成を開始します。
  3. モジュールの名前を指定します。Next をクリックして次の設定画面に進みます。
  4. Realtime Decision Server デプロイメントに選択された Target サーバーを選択します。Finish をクリックして JMS モジュールの作成を完了します。
  5. 新規に作成された名前をクリックしてから、Subdeployments をクリックします。
  6. New をクリックして、モジュールのサブデプロイメントを作成します。
  7. サブデプロイメントの名前を指定し、Next をクリックして次の設定画面に進みます。
  8. チェックボックスにチェックを付けて先に作成した JMS Server を選択します。Finish をクリックして、サブデプロイメントの設定を完了します。

JMS 接続ファクトリーの作成

Red Hat JBoss Realtime Decision Server からのメッセージの送受信を実行するには、JMS 接続ファクトリーを作成する必要があります。メッセージ受信用と送信用に 1 つずつ作成し、以下の接続ファクトリーが必要になります。

  • KIE.SERVER.REQUEST: Realtime Decision Server へのすべての要求に使用。

    デフォルト値: jms/cf/KIE.SERVER.REQUEST

  • KIE.SERVER.RESPONSE: Realtime Decision Server によって作成されるすべての応答の受信に使用。

    デフォルト値: jms/cf/KIE.SERVER.RESPONSE

  • KIE.EXECUTOR: Business Central で実行されるジョブの実行プログラム要求の受信に使用。

    デフォルト値: jms/cf/KIE.EXECUTOR

  • KIE.SERVER.EXECUTOR: Realtime Decision Server で実行されるジョブの実行プログラム要求の送信に使用。

    デフォルト値: jms/cf/KIE.SERVER.EXECUTOR

以下の手順を使用してそれぞれの接続ファクトリーを作成します。

  1. Services Messaging JMS Modules に移動して JMS モジュールの一覧を表示します。
  2. 先に作成したモジュールをクリックし、New をクリックして新規 JMS リソースの作成を開始します。
  3. Connection Factory を選択し、Next をクリックします。
  4. 接続ファクトリー名 (例: KIE.SERVER.REQUEST) および JNDI 名 (例: jms/cf/KIE.SERVER.REQUEST) を入力します。

    Next をクリックして次の設定画面に進みます。

  5. 接続ファクトリーは、デフォルトとして JMS モジュールに割り当てられるサーバーを自動的に選択します。Finish をクリックして接続ファクトリーの作成を完了します。

それぞれの接続ファクトリーについて上記の手順を繰り返します。

JMS キューの作成

ここで、JMS キューを作成する必要があります。これらのキューは、ポイントツーポイントメッセージング (point-to-point messaging) の宛先エンドポイントになります。以下を作成します。

  • KIE.SERVER.REQUEST: Realtime Decision Server へのすべての要求に使用。

    デフォルト値: jms/KIE.SERVER.REQUEST

  • KIE.SERVER.RESPONSE: Realtime Decision Server 応答用。

    デフォルト値: jms/KIE.SERVER.RESPONSE

  • KIE.EXECUTOR: Business Central で実行されるジョブの実行プログラム要求の受信に使用。

    デフォルト値: jms/KIE.EXECUTOR

  • KIE.SERVER.EXECUTOR: Realtime Decision Server で実行されるジョブの実行プログラム要求の送信に使用。

    デフォルト値: jms/KIE.SERVER.EXECUTOR

以下の手順を使用してそれぞれのキューを作成します。

  1. まだ移動していない場合は、Services Messaging JMS Modules に移動して JMS モジュールの一覧を表示します。
  2. 先に作成したモジュールをクリックし、New をクリックして新規 JMS リソースの作成を開始します。
  3. Queue を選択し、Next をクリックします。
  4. キューの名前 (例: KIE.SERVER.REQUEST) および JNDI 名 (例: jms/KIE.SERVER.REQUEST) を入力します。

    Next をクリックして次の設定画面に進みます。

  5. JMS Server に接続する JMS モジュールのサブデプロイメントを選択します。Finish をクリックしてキューの作成を完了します。

それぞれのキューについて上記の手順を繰り返します。

Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る