第1章 新機能および機能拡張
Red Hat JBoss Core Services (JBCS) 2.4.57 Service Pack 3 には、次の新機能と拡張された機能が含まれています。
1.1. mod_proxy_cluster
の ResponseStatusCodeOnNoContext
ディレクティブ
JBCS 2.4.57 Service Pack 3 リリース以降では、mod_proxy_cluster
モジュールに ResponseStatusCodeOnNoContext
ディレクティブも含まれます。ResponseStatusCodeOnNoContext
ディレクティブを使用すると、ProxyPass
または ProxyPassMatch
ディレクティブに一致するコンテキストがない場合にサーバーがクライアントに送信する応答ステータスコードを指定できます。デフォルトのステータスコードは 404
です。
JBCS 2.4.51 以前では、ProxyPass
または ProxyPassMatch
ディレクティブに一致するコンテキストがない場合に、サーバーがデフォルトで 503
ステータスコードを送信しました。以前のリリースで使用可能だったデフォルトの動作を維持する場合は、代わりに ResponseStatusCodeOnNoContext
ディレクティブを 503
に設定します。
標準の HTTP 応答コード以外の値を指定した場合、サーバーアクセスログには指定された値が表示されますが、サーバーはクライアントに 500 Internal Server Error
応答を送信します。