第11章 オブジェクトストレージエンドポイントの概要
OpenShift AI でオブジェクトストレージが正しく設定されるようにするには、サポートされているさまざまな種類のオブジェクトストレージに合わせてエンドポイントを正しくフォーマットする必要があります。これらの手順は、Amazon S3、MinIO、またはその他の S3 互換ストレージソリューションのエンドポイントをフォーマットし、設定エラーを最小限に抑え、互換性を確保するためのものです。
適切にフォーマットされたエンドポイントは接続を可能にし、誤った設定のリスクを軽減します。オブジェクトストレージの種類に応じて適切なエンドポイント形式を使用します。不適切なフォーマットにが原因で、接続エラーが発生したり、ストレージリソースへのアクセスが制限されたりする可能性があります。
11.1. MinIO (On-Cluster) リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
クラスター上の MinIO インスタンスの場合は、ローカルエンドポイント URL 形式を使用します。MinIO エンドポイントを設定するときは、次の点を確認してください。
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MinIO のセキュリティー設定に応じて、エンドポイントの前に
http://
またはhttps://
を付けます。 - クラスター IP またはホスト名を含め、指定されている場合はポート番号も含めます。
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MinIO インスタンスにポート番号が必要な場合は、その番号を使用します (デフォルトは通常
9000
です)。
以下に例を示します。
http://minio-cluster.local:9000
http://minio-cluster.local:9000
クラスターの DNS 設定とネットワーク設定を確認して、クラスター内で MinIO インスタンスにアクセスできることを確認します。