第7章 解決した問題
以下の注目すべき問題は Red Hat OpenShift AI 2.13.1 で解決されています。Red Hat OpenShift AI 2.13 のセキュリティー更新、バグ修正、機能拡張は、非同期エラータとしてリリースされます。すべての OpenShift AI エラータアドバイザリーは Red Hat カスタマーポータル で公開されています。
7.1. Red Hat OpenShift AI 2.13 で解決された問題
アップグレード後のダッシュボードのロゴが間違っている
以前は、OpenShift AI 2.11 から OpenShift AI 2.12 にアップグレードした後、ダッシュボードに Red Hat OpenShift AI ロゴではなく Open Data Hub ロゴが誤って表示されることがありました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-11297 - パイプライン実行後の認証失敗
以前は、パイプライン実行中に、証明書認証の失敗により接続エラーが発生する可能性がありました。この証明書認証の失敗は、データサイエンスパイプラインでサポートされていない、default-dsci
オブジェクトの customCABundle
に複数行の文字列区切り文字を使用したことが原因で発生する可能性があります。この問題は解決されています。
RHOAIENG-11232 - 分散ワークロード: Kueue アラートが runbook リンクを提供しない
Kueue アラートの実行後に、クラスター管理者は Observe
RHOAIENG-10665 - 投機的デコーディングを使用した granite モデル用のドラフトモデルをクエリーできない
以前は、granite-7b
モデルおよび granite-7b-accelerator
ドラフトモデルでは投機的デコードを使用できませんでした。これらのモデルをクエリーすると、内部エラーが発生してクエリーが失敗しました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-9481 - アクションメニューをクリックするとパイプライン実行メニューに不具合が発生する
以前は、Experiments > Experiments and runs ページでパイプライン実行の横にあるアクションメニュー (⋮) をクリックしても、表示されるメニューが完全には表示されず、すべてのメニュー項目を表示するにはスクロールする必要がありました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-8553 - カスタムイメージで作成したワークベンチに !Deleted
フラグが表示される
以前は、OpenShift クラスターで内部イメージレジストリーを無効にし、イメージタグ (例: quay.io/my-wb-images/my-image:tag
) を使用してインポートしたカスタムイメージでワークベンチを作成すると、Data Science Projects ページの Workbenches タブの Notebook image 列に !Deleted
フラグが表示されていました。ワークベンチを停止すると、再起動できなくなっていました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-6376 - パイプラインコンポーネントの pip_index_urls
をポート番号とパスを含む URL に設定するとパイプライン実行の作成が失敗する
以前は、パイプラインを作成し、コンポーネントの pip_index_urls
値をポート番号とパスを含む URL に設定すると、パイプラインコードをコンパイルしてパイプライン実行を作成するとエラーが発生する可能性がありました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-4240 - 保護されていない環境でジョブを Ray クラスターに送信できない
以前は、保護されていない OpenShift クラスター内のノートブックから分散データサイエンスワークロードを実行すると、ConnectionError: Failed to connect to Ray
というエラーメッセージが表示されることがありました。この問題は解決されています。