第4章 プロジェクトスコープのリソースの作成
OpenShift AI ユーザーは、すべての OpenShift AI プロジェクトの グローバルリソース にアクセスできます。ただし、アクセス権のあるプロジェクトにある プロジェクトスコープのリソース しかアクセスできません。
クラスター管理者は、任意の OpenShift AI プロジェクトで次のタイプのプロジェクトスコープリソースを作成できます。
- ワークベンチイメージ
- ハードウェアプロファイル
- アクセラレータープロファイル
- KServe 用のモデルサービングランタイム
すべてのリソース名はプロジェクト内で一意である必要があります。
プロジェクトへのアクセス権限を持つユーザーは、プロジェクトのプロジェクトスコープのリソース の作成で説明されているように、そのプロジェクトのプロジェクトスコープのリソースを 作成できます。
前提条件
- クラスター管理者として OpenShift コンソールにアクセスできる。
-
ダッシュボードのカスタマイズ で説明されているように、
disableProjectScoped
ダッシュボード設定オプションをfalse
に設定しました。
手順
- OpenShift コンソールにクラスター管理者としてログインします。
YAML コードをコピーしてリソースを作成します。
既存のリソース、Git リポジトリー、ドキュメントなどの信頼できるソースから YAML コードを取得できます。
たとえば、次のように既存のリソースから YAML コードをコピーできます。
-
Administrator パースペクティブで、Home
Search をクリックします。 Project リストから適切なプロジェクトを選択します。
検索をグローバルの OpenShift AI リソースのみに制限するには、
redhat-ods-applications
プロジェクトを選択します。Resources リストで、関連するリソースタイプを検索します。
-
ワークベンチイメージの場合は、
ImageStream
を検索します。 -
ハードウェアプロファイルの場合は、
HardwareProfile
を検索します。 -
アクセラレータープロファイルの場合は、
AcceleratorProfile
を検索します。 -
サービングランタイムの場合は、
Template
を検索します。結果のリストから、objects.kind
仕様がServingRuntime
に設定されているテンプレートを見つけます。
-
ワークベンチイメージの場合は、
- リソースを選択し、YAML タブをクリックします。
- YAML コンテンツをコピーし、Cancel をクリックします。
-
Administrator パースペクティブで、Home
- Project リストから、対象プロジェクトの名前を選択します。
- ツールバーから + アイコンをクリックして、Import YAML ページを開きます。
- 関連する YAML の内容をコード領域に貼り付けます。
-
metadata.namespace
値を編集して、対象プロジェクトの名前を指定します。 -
必要に応じて、指定したプロジェクト内でリソース名が一意になるように、
metadata.name
値を編集します。 オプション: OpenShift AI コンソールに表示されるリソース名を編集します。
-
ワークベンチイメージの場合は、
metadata.annotations.opendatahub.io/notebook-image-name
値を編集します。 -
ハードウェアプロファイルおよびアクセラレータープロファイルの場合は、
spec.displayName
値を編集します。 -
サービングランタイムの場合は、
objects.metadata.annotations.openshift.io/display-name
値を編集します。
-
ワークベンチイメージの場合は、
- Create をクリックします。
検証
- 通常のユーザーとして OpenShift AI コンソールにログインします。
プロジェクトスコープのリソースが指定されたプロジェクトに表示されていることを確認します。
- ワークベンチイメージ、ハードウェアプロファイル、アクセラレータープロファイルについては、ワークベンチの作成を 参照してください。
- サービングランタイムについては、単一モデルサービングプラットフォームへのモデルのデプロイを 参照してください。