第1章 モデルカタログとモデルレジストリーの概要
モデルカタログは、データサイエンティストや AI エンジニアが、利用可能な生成 AI (gen AI) モデルを検出して評価し、自身のユースケースに最適なものを見つけることができる、キュレートされたライブラリーを提供します。
モデルレジストリーは、管理者、データサイエンティスト、AI エンジニアが AI モデルをデプロイメント用に設定する前に、AI モデルの登録、バージョン管理、ライフサイクル管理を行うための中央リポジトリーとして機能します。モデルレジストリーは、AI モデルガバナンスの重要なコンポーネントです。
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データサイエンティストや AI エンジニアは、モデルカタログを使用して、組織で登録、デプロイ、カスタマイズする準備が整っている利用可能な生成 AI モデルを検出し、評価することができます。
モデルカタログには、モデルレジストリーにモデルを登録してモデルサービングランタイムにデプロイする前に、検索、検出、評価できるさまざまなプロバイダーのモデルが用意されています。サードパーティー製の生成 AI モデルは、Red Hat によって、オープンソースの評価データセットを使用してパフォーマンスと品質がベンチマークされます。特定のハードウェア設定のパフォーマンスメトリクスを比較し、デプロイメントに最適なオプションを決定できます。
OpenShift AI は、Red Hat、IBM、Meta、Nvidia、Mistral AI、Google などのプロバイダーのモデルを含むデフォルトのモデルカタログを提供します。OpenShift AI 管理者は、モデルカタログに表示されるモデルに使用可能なリポジトリーソースを設定できます。
データサイエンティストや AI エンジニアがモデルカタログを使用する方法の詳細は、モデルカタログの使用 を参照してください。