第6章 Developer プレビュー


このセクションでは、Red Hat OpenShift Container Storage 4.7 で導入された Developer プレビュー機能について説明します。

Developer プレビュー機能は、Developer プレビューのサポート制限の対象となります。Developer プレビューのリリースは、実稼働環境で実行することは意図されていません。Developer プレビュー機能と共にデプロイしたクラスターは開発用クラスターとして考慮され、Red Hat カスタマーポータルのケース管理システムではサポートされません。Developer プレビュー機能に関してサポートが必要な場合には、ocs-devpreview@redhat.com メーリングリストに連絡してください。Red Hat Development Team のメンバーが稼働状況とスケジュールに応じて可能な限り迅速に対応します。

新規の読み取り専用のアクセスモードでのスナップショットのクローン作成または復元

Red Hat OpenShift Container Storage 4.7 では、読み取り専用 (RXO) アクセスモードでクローンを作成したり、ボリュームスナップショットを復元したりできます。詳細は、新規 ROX アクセスモードでのクローンの作成またはスナップショットの復元 について参照してください。

マルチクラスターの障害復旧

Red Hat OpenShift Container Storage は、 2 つの kubernetes クラスターを提供する 2 つの Openshift Container Storage クラスター全体でのストレージボリュームのマルチクラスターの非同期レプリケーションを提供します。ステートレスアプリケーションを含むステートフルなアプリケーションには、ピアクラスターに同じものをデプロイする前に準備が必要です。

メディアタイプに基づく異なるストレージクラスの可用性

ユーザーは、クラスターで混合メディアを使用してコストを削減でき、重要なワークロードにはパフォーマンスの良いデバイスを、他のワークロードには低速なデバイスを指定できるようになりました。

柔軟なデバイス

ユーザーは、使用可能なデバイスを柔軟に判断できるようになりました。Red Hat は、開発プレビューでベアメタルのインストールへの設定変更なしに、最大 16TB のドライブサイズをサポートします。

OSD の write-ahead ロギング PVC のサポート

OpenShift Container Storage は、Bluestore の rocksdb データベースと rocksdb write-ahead ログを複数の異なるデバイスに分離する際に OSD のデプロイをサポートするようになりました。OSD の HDD でのパフォーマンスは、その最小 IOPS により、SSD と比較して低くなります。このため、ユーザーは HDD の特定の OSD のメタデータに SSD を使用してパフォーマンスを強化できます。

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