2.2.2. IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーでの障害のあるノードの置き換え
以下の手順に従って、OpenShift Container Storage の IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーで動作しない障害のあるノードを置き換えます。
手順
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OpenShift Web コンソールにログインし、Compute
Nodes をクリックします。 - 障害のあるノードを特定し、その Machine Name をクリックします。
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Actions
Edit Annotations をクリックし、Add More をクリックします。 -
machine.openshift.io/exclude-node-draining
を追加し、Save をクリックします。 -
Actions
Delete Machine をクリックしてから、Delete をクリックします。 新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動するのを待機します。
重要このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。
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Compute
Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。 以下のいずれかを使用して、OpenShift Container Storage ラベルを新規ノードに適用します。
- Web ユーザーインターフェイスの使用
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新規ノードについて、Action Menu (⋮)
Edit Labels をクリックします。 -
cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage
を追加し、Save をクリックします。
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新規ノードについて、Action Menu (⋮)
- コマンドラインインターフェイスの使用
以下のコマンドを実行して、OpenS+hift Container Storage ラベルを新規ノードに適用します。
$ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。
$ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= | cut -d' ' -f1
Workloads
Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。 -
csi-cephfsplugin-*
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csi-rbdplugin-*
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- 他の必要なすべての OpenShift Container Storage Pod が Running 状態にあることを確認します。
新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。
$ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
(オプション) クラスターでデータの暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
指定の OSD にバインドされる Persistent Volume Claim(永続ボリューム要求、PVC) を特定します。
$ oc describe pod/rook-ceph-osd-0-544db49d7f-qrgqm|grep pvc ceph.rook.io/pvc=ocs-deviceset-thin-0-data-0lg6zp
OSD Pod が実行される場所を特定します。
$ oc get -o=custom-columns=NODE:.spec.nodeName pod/rook-ceph-osd-0-544db49d7f-qrgqm
デバッグ Pod を作成し、ホストの
chroot
環境を開きます。$ oc debug node/<node name> $ chroot /host
デバイスが暗号化されていることを確認します。
$ dmsetup ls | grep ocs-deviceset ocs-deviceset-0-data-0-57snx-block-dmcrypt (253:1)
$ lsblk | grep ocs-deviceset `-ocs-deviceset-0-data-0-57snx-block-dmcrypt 253:1 0 512G 0 crypt
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