2.2. IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーでのストレージノードの置き換え


以下のいずれかの手順を選択して、ストレージノードを置き換えることができます。

2.2.1. IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーでの動作するノードの置き換え

以下の手順に従って、IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーで動作するノードを置き換えます。

手順

  1. OpenShift Web コンソールにログインします。
  2. Compute Nodes をクリックします。
  3. 置き換える必要のあるノードを特定します。その マシン名 をメモします。
  4. 以下のコマンドを実行して、ノードにスケジュール対象外 (unschedulable) のマークを付けます。

    $ oc adm cordon <node_name>
  5. 以下のコマンドを使用してノードをドレイン (解放) します。

    $ oc adm drain <node_name> --force --delete-emptydir-data=true --ignore-daemonsets
    重要

    このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。

  6. Compute Machines をクリックします。必要なマシンを検索します。
  7. 必要なマシンの横にある Action menu (⋮) Delete Machine をクリックします。
  8. Delete をクリックしてマシンの削除を確認します。新しいマシンが自動的に作成されます。
  9. 新規マシンが起動し、Running 状態に移行するまで待機します。

    重要

    このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。

  10. Compute Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
  11. 以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。

    ユーザーインターフェイスを使用する場合
    1. 新規ノードについて、Action Menu (⋮) Edit Labels をクリックします。
    2. cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage を追加し、Save をクリックします。
    コマンドラインインターフェイスの使用
    • 以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。

      $ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""

検証手順

  1. 以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。

    $ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= |cut -d' ' -f1
  2. Workloads Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。

    • csi-cephfsplugin-*
    • csi-rbdplugin-*
  3. 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
  4. 新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。

    $ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
  5. オプション:クラスターでデータの暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。

    直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。

    1. デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。

      $ oc debug node/<node name>
      $ chroot /host
    2. lsblk を実行し、ocs-deviceset 名の横にある crypt キーワードを確認します。

      $ lsblk
  6. 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください

2.2.2. IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーでの障害のあるノードの置き換え

以下の手順に従って、OpenShift Data Foundation の IBM Z または LinuxONE インフラストラクチャーで動作しない障害のあるノードを置き換えます。

手順

  1. OpenShift Web コンソールにログインし、Compute Nodes をクリックします。
  2. 障害のあるノードを特定し、その Machine Name をクリックします。
  3. Actions Edit Annotations をクリックし、Add More をクリックします。
  4. machine.openshift.io/exclude-node-draining を追加し、Save をクリックします。
  5. Actions Delete Machine をクリックしてから、Delete をクリックします。
  6. 新しいマシンが自動的に作成されます。新規マシンが起動するのを待機します。

    重要

    このアクティビティーには少なくとも 5-10 分以上かかる場合があります。この期間に生成される Ceph のエラーは一時的なもので、新規ノードにラベルが付けられ、これが機能すると自動的に解決されます。

  7. Compute Nodes をクリックし、新規ノードが Ready 状態にあることを確認します。
  8. 以下のいずれかを使用して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。

    Web ユーザーインターフェイスの使用
    1. 新規ノードについて、Action Menu (⋮) Edit Labels をクリックします。
    2. cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage を追加し、Save をクリックします。
    コマンドラインインターフェイスの使用
    • 以下のコマンドを実行して、OpenShift Data Foundation ラベルを新規ノードに適用します。

      $ oc label node <new_node_name> cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage=""
  9. 以下のコマンドを実行して、出力で新規ノードが表示されていることを確認します。

    $ oc get nodes --show-labels | grep cluster.ocs.openshift.io/openshift-storage= | cut -d' ' -f1
  10. Workloads Pods をクリックし、新規ノード上の少なくとも以下の Pod が Running 状態にあることを確認します。

    • csi-cephfsplugin-*
    • csi-rbdplugin-*
  11. 他の必要なすべての OpenShift Data Foundation Pod が Running 状態にあることを確認します。
  12. 新規 OSD Pod が交換後のノードで実行されていることを確認します。

    $ oc get pods -o wide -n openshift-storage| egrep -i new-node-name | egrep osd
  13. オプション:クラスターでデータの暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。

    直前の手順で特定された新規ノードごとに、以下を実行します。

    1. デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。

      $ oc debug node/<node name>
      $ chroot /host
    2. lsblk を実行し、ocs-deviceset 名の横にある crypt キーワードを確認します。

      $ lsblk
  14. 検証手順が失敗した場合は、Red Hat サポートにお問い合わせください
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.