OpenShift Container Storage is now OpenShift Data Foundation starting with version 4.9.
3.2. 新規に追加されたノードへの容量の追加
新規に追加されたノードに容量を追加するには、Add Capacity オプションを使用して 3 つの OSD でストレージクラスターを拡張するか、有効にされている場合に、任意の数の OSD でストレージクラスターを拡張できる新しい柔軟なスケーリング機能を使用します。
3.2.1. Add Capacity オプションの使用による 3 つの OSD での容量の追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ユーザーインターフェイスの Add Capacity オプションを使用して動的およびローカルストレージ用に 3 つの OSD の容量を追加するには、 容量の追加によるストレージのスケールアップ について参照してください。Add Capacity オプションは、柔軟なスケーリング機能が有効または有効にされていないストレージクラスターで利用できます。
3.2.2. YAML を使用した容量の追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
柔軟なスケーリング機能が有効な状態で、デフォルトの 3 つの OSD のセットではなく、YAML ファイルを使用して一度に 1 つ以上の OSD で容量を追加できます。ただし、クラスターのバランスを維持した状態でディスクを追加する必要があります。
柔軟なスケーリングは、internal-attached モードのストレージクラスター作成の場合にのみサポートされます。
柔軟なスケーリングを有効にするには、3 未満のアベイラビリティーゾーンで 3 ノードを含むクラスターを作成します。OpenShift Web コンソールは、3 つ未満のアベイラビリティーゾーンに分散している 3 ノードを検出し、柔軟なスケーリングを可能にします。
ストレージクラスターの作成後に、柔軟なスケーリング機能を有効にしたり無効にしたりすることはできません。
3.2.2.1. 柔軟なスケーリングが有効にされているかどうかの確認 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
手順
Web コンソールで、Home
Search をクリックします。 -
検索フィールドに
StorageClusterと入力します。 -
ocs-storageclusterをクリックします。 YAML タブで、
specセクションのキーflexibleScalingとstatusセクションのflexibleScalingを検索します。flexible scalingが true であり、failureDomainが host に設定されている場合、柔軟なスケーリング機能が有効になります。spec: flexibleScaling: true […] status: failureDomain: host
spec: flexibleScaling: true […] status: failureDomain: hostCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
-
検索フィールドに
3.2.2.2. 1 OSD の倍数での YAML の使用による容量の追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
YAML で OSD をストレージクラスターに柔軟に追加するには、以下の手順を実行します。
前提条件
- OpenShift Container Platform Web コンソールへの管理者アクセス。
- 柔軟なスケーリングが有効にされているストレージクラスター。
- 容量の追加に利用できる追加のディスク。
手順
OpenShift Web コンソールで、Home
Search をクリックします。 -
検索フィールドで
ocs-storageclusterを検索し、検索結果からocs-storageclusterをクリックします。 - スケールアップするストレージクラスの横にあるアクションメニュー (⋮) をクリックします。
- Edit Storage Cluster をクリックします。YAML にリダイレクトされます。
-
検索フィールドで
-
YAML で、キー
countを検索します。この count パラメーターは容量をスケールアップします。 クラスターに追加する OSD の数を増やします。
重要YAML の
countパラメーターが利用可能なディスク数に応じて増分し、またクラスターのバランスを維持した状態でディスクを追加するようにしてください。- Save をクリックします。
ストレージクラスターが Ready 状態になるまでに数分待機する必要がある場合があります。
検証手順
Raw Capacity カードを確認します。
-
OpenShift Web コンソールで、Storage
Data Foundation をクリックします。 - Overview タブの Status カードで Storage System をクリックし、表示されたポップアップからストレージシステムリンクをクリックします。
Block and File タブで、Raw Capacity カードを確認します。
容量は選択に応じて増大することに注意してください。
注記Raw 容量はレプリケーションを考慮せず、フル容量を表示します。
-
OpenShift Web コンソールで、Storage
新しい OSD およびそれらの対応する新規 Persistent Volume Claims (PVC) が作成されていることを確認します。
新規作成された OSD の状態を表示するには、以下を実行します。
-
OpenShift Web コンソールから Workloads
Pods をクリックします。 Project ドロップダウンリストから
openshift-storageを選択します。注記Show default projects オプションが無効になっている場合は、切り替えボタンを使用して、すべてのデフォルトプロジェクトを一覧表示します。
-
OpenShift Web コンソールから Workloads
Pod の状態を確認します。
-
OpenShift Web コンソールで、Storage
Persistent Volume Claims をクリックします。 Project ドロップダウンリストから
openshift-storageを選択します。注記Show default projects オプションが無効になっている場合は、切り替えボタンを使用して、すべてのデフォルトプロジェクトを一覧表示します。
-
OpenShift Web コンソールで、Storage
オプション:クラスターでクラスター全体の暗号化が有効な場合には、新規 OSD デバイスが暗号化されていることを確認します。
新規 OSD Pod が実行しているノードを特定します。
oc get -o=custom-columns=NODE:.spec.nodeName pod/<OSD-pod-name>
$ oc get -o=custom-columns=NODE:.spec.nodeName pod/<OSD-pod-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <OSD-pod-name>OSD Pod の名前です。
以下に例を示します。
oc get -o=custom-columns=NODE:.spec.nodeName pod/rook-ceph-osd-0-544db49d7f-qrgqm
oc get -o=custom-columns=NODE:.spec.nodeName pod/rook-ceph-osd-0-544db49d7f-qrgqmCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
直前の手順で特定された各ノードに以下を実行します。
デバッグ Pod を作成し、選択したホストの chroot 環境を開きます。
oc debug node/<node name>
$ oc debug node/<node name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow <node name>ノードの名前。
chroot /host
$ chroot /hostCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
ocs-deviceset名の横にあるcryptキーワードを確認します。lsblk
$ lsblkCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
クラスターの削減は、Red Hat サポートチーム のサポートがある場合にのみサポートされます。