10.2. ReclaimSpaceJob を使用したスペースの回収操作の有効化
ReclaimSpaceJob
は、ターゲットボリュームでスペースの回収操作を呼び出すように設計された名前付きのカスタムリソース (CR) です。これは、スペースの回収操作をすぐに開始する 1 回限りの方法です。ユーザーは、必要に応じて ReclaimSpaceJob
CR の作成を繰り返して、スペースの回収操作を繰り返す必要があります。
注記
-
スペース回収操作の推奨間隔は
weekly
です。 -
各操作間の最小間隔は少なくとも
24 hours
であることを確認してください。 - スペース回収操作は、オフピーク時、メンテナンス時間帯、またはワークロードの入出力が低いと予想されるときにスケジュールします。
手順
スペースの回収操作用に次のカスタムリソースを作成して適用します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 詳細は以下のようになります。
target
- 操作が実行されるボリュームターゲットを示します。
persistentVolumeClaim
-
PersistentVolumeClaim
の名前。 backOfflimit
-
スペース回収操作を
failed
としてマークするまでの最大再試行回数を指定します。デフォルト値は6
です。許可される最大値と最小値はそれぞれ60
と0
です。 retryDeadlineSeconds
-
操作の再試行が可能な期間を、開始時刻からの相対的な秒数で指定します。値は正の整数である必要があります。デフォルト値は
600
秒で、許容最大値は1800
秒です。 timeout
-
CSI ドライバーに送信される
grpc
要求のタイムアウトを秒単位で指定します。タイムアウト値が指定されていない場合、デフォルトは global reclaimspace timeout の値に設定されます。タイムアウトの最小許容値は 60 です。
- 操作が完了したら、カスタムリソースを削除します。